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内容説明
金正男事件、ハンセン病訴訟、日韓ワールドカップサッカー、米国同時多発テロ、名古屋刑務所事件…。その時、法務大臣は何を思い、何を決断したのか?政治家として、人間として、悩み、走り続けた「素人」法務大臣が綴る、激動の2年5ヵ月。
目次
第1章 驚きと緊張の中で(就任した日;金正男事件;ハンセン病訴訟 ほか)
第2章 悩み、喜び、そして悲しみ(三井検事の逮捕;日韓犯罪人引渡条約;日韓検察庁サッカー ほか)
第3章 より良い明日へ(名古屋刑務所事件;行刑改革会議;裁判迅速化法 ほか)
著者等紹介
森山真弓[モリヤママユミ]
東京大学法学部卒。労働省婦人少年局長を経て、参議院議員3期、衆議院議員に転じ当選3回。国務大臣環境庁長官、内閣官房長官、文部大臣、法務大臣を歴任。現在、裁判官訴追委員会委員長、自由民主党党紀委員長、(財)日本カメラ財団理事長、(財)尾崎行雄記念財団理事長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぼのぼの
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文体がとても柔らかく、森山大臣の人柄がそのまま表されているようだった。在任期間2年程度というさほど長いわけではない間に、三井環検事の逮捕や名古屋刑務所事件等の法務省スキャンダルが生じた上、愛子内親王生誕やアメリカ同時多発テロ等の歴史的瞬間にも立ち会っており、激動の毎日だっただろうなと思う。秘書官や警護官が常時側に付き、純粋に1人になれる時間が乏しかっただろうから、朝の散歩くらいは息抜きの時間として必要だっただろう(今のご時世なら、保安面で考えられませんが…)。閣僚級の私生活の一面が垣間見れる素敵な作品だ。2023/06/06