出版社内容情報
暑い時には甘酒に生姜、鰻に山椒、そうめんにも山椒
大川で土左衛門が上がった――。「朝日屋」の主人・怜治を、火盗改時代の同僚である秋津が訪ねてくる。亡骸となった武士の懐から、抜け荷に関わり捕縛された唐物屋「広田屋」の屋号が入った手拭いが出てきたという。「広田屋」の主は、抜け荷の詮議中に火盗改・柿崎詩門の兄の名を口にしていた。目付の新倉も出張ってくるなど、一挙に「朝日屋」周辺がきな臭くなる中、女料理人ちはるの行く末にも変化が……。
文庫書き下ろし
【目次】
第一話 この先の道
第二話 追 憶
第三話 踊る阿呆鳥
第四話 出立の朝
【目次】
内容説明
大川で土左衛門が上がった―。「朝日屋」の主人・怜治を、火盗改時代の同僚である秋津が訪ねてくる。亡骸となった武士は、抜け荷の詮議中に火盗改・柿崎詩門の兄の名を口にした「広田屋」との関わりが疑われる。目付の新倉も出張ってくるなど、一挙に「朝日屋」周辺がきな臭くなる中、女料理人ちはるの行く末にも変化が…。文庫書き下ろし。
著者等紹介
高田在子[タカダアリコ]
1972年、神奈川県横浜市生まれ。相模女子大学短期大学部国文科卒業。2015年『忍桜の武士』(白泉社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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