内容説明
パリ好きの人のための虫眼鏡的街案内。水を吐く装置、馬車の車輪除け、置き去りの料理ストーブ、セーターを脱ぐ木、教会の怪獣、ビルの谷間から覗くエッフェル塔…魅力的な“パリの部品”が満載。
目次
かいま見る
あおぎ見る
先端に
地下鉄美術館
教会寺院の動物園
街の壁面動物園
壁という美術館
窓の備え
装飾された番地
石の壁に木の蓋〔ほか〕
著者等紹介
林丈二[ハヤシジョウジ]
イラストレーター、エッセイスト。1947年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。小学校時代からの調査マニアで、穴開きブロックのパターン調べ、都内各駅切符のパンチ屑収集など、どんな瑣末なことにも探求の目を向け、丹念にデーターを収集する。特に、日本国内にとどまらず海外にも出かけたマンホールの蓋の研究が、『マンホールのふた(日本編)』『マンホールの蓋(ヨーロッパ編)』(サイエンティスト社)として話題を呼んだ。赤瀬川原平、藤森照信、南伸坊氏らとともに路上観察学会の一員としても活躍。最近は明治の新聞記事に描かれた事件・事故・広告などの分析に力をそそいだり、ヨーロッパで探し求める、一〇〇年前のアンティーク絵葉書の収集は一万枚を超えた
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