内容説明
ディアスポラ(離散)と迫害とホロコーストの2000年を経たユダヤの民の「約束の地」イスラエルは、ミレニアムを迎え、世界中からの巡礼の人々で賑わっている。この国の複雑な歴史と民族の真実の姿を求めて、太古から現代へ、市場から遺跡へ、南から北へ、はじめて懐深くに入り込んだ、実感的な紀行エッセイの傑作。
目次
テル・アビブのカフェにて
ガリラヤ湖畔のミサ
イエルサレムの市場を歩く
死海のほとりのキブツ
シオニズムの砦・マサダ
建国記念日の夜
ホロコースト記念館とスギハラの木
クムランの洞窟と死海文書
ゴラン高原の青空
ベテシャンの廃墟にて〔ほか〕