内容説明
ミー、さようなら。20年間ありがとう。父が死んだときも、夫と別れたときも、私はこんなに泣きはしなかった。愛猫ミーとの深い絆を描く感涙の書き下ろしエッセイ。
目次
第1章 風の中の子猫(最初の場所;記憶の中の猫 ほか)
第2章 別れの予感(引っ越し;ミーの恋人 ほか)
第3章 新しい出発(海と夜景と;夏すぎて秋 ほか)
第4章 たそがれに向かって(尿にまみれて;ペットシッター ほか)
第5章 ミーは光の中に(夏―最期の夜;嵐が通りすぎていった)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hidekazu Tanaka
2
面白かったです!!2025/05/20
shurarabon
2
ペットを飼うということは命を預かり、見届けること。かけがえのない幸せな時間を過ごすことはできるけれど、愛しい彼女たちとのお別れは必ずやって来る。私も猫を飼う身。うちの猫の姿を重ねて、泣けて泣けて仕方ない。でも稲葉さん、ありがとう。その日の覚悟を再び心に留めて、うんと可愛がってネコが幸せに暮らせるように努力します。詩人でもあった稲葉さんの詩に感動して、また涙。2014/10/08
はるとらみ
2
大泣きしました。帯に離婚したときも親が亡くなったときもミーが死んでしまったときほど泣かなかったというような事が書かれていて当時は離婚はともかく親が死んだ時の方が悲しくて泣くだろうと思ったものですが、実際自分が共に暮らしていた猫を亡くした時、母が亡くなった時にもしなかった号泣というものを初めてしました。稲葉さんはペットロスになったとあとがきにかいてあり心配しましたが新しい猫さんを迎えて前向きな気持ちになった事を後に知り安心しました。