内容説明
私は猫。小説家夫婦の家に飼われています。人間たちが織りなす素晴らしいドラマを皆さまにお見せしましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カエル氏
1
終始上から目線が猫っぽい!やっぱり猫はこうでなくちゃ。ボタ子も好きだけど、目脂も好き。2018/06/16
ybhkr
1
作者の分身と思われる作家夫婦に飼われている、旦那さん曰く不細工猫ぼた子の哲学的かつ、種明かしな物語。作者同様アフリカ難民のフィールドワークやキリスト教聖書への造詣を語り手であるぼた子につっこませつつ進む物語。これエッセイでやったら物議ものだけどぼた子の意見ですから。息子に財産を残したくない母親の気持ちわかる。母が年齢と共に弱っていくことに無関心な息子は絶対後悔するときが来る。アフリカの話はディープだ…。日本人に生まれたのだから与えられたものの中でしっかり生きていかなくては…と褌しめなおす気持ち。まだつらい2013/11/20