内容説明
人生のハードルに立ち向う我が子と過した泣き笑いの二年間の体験を、学校選び、勉強方法など、ハウツーのデータも揃えて芥川賞作家が綴った愛の奮闘物語。五年後、我が子の成長と受験勉強の意味を問い直す。
目次
序章 いざ合格発表へ
第1章 子供の個性とは不思議なもの
第2章 中学受験を決意する
第3章 受験勉強を開始する
第4章 偏差値とはいったい何だろうか
第5章 恐るべき難問に遭遇する
第6章 深く考えることの喜び
第7章 私が考案した中学選びの指標
第8章 果てのない親の「夢」を語る
第9章 中学受験とはいったい何なのか
第10章 いよいよ入試直前
終章 半年の後
付録の章 五年の後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふる3
3
作家が中学受験する次男の勉強を教えたドキュメント。 難しい問題の紹介や受験戦略、勉強や受験の意義など広範囲の話題を深く掘り下げる。読み物としても面白いし、受験に関する参考書としても良いと思う。昭和に書かれたのに古臭くない。2024/07/24
hippos
2
三田誠広氏の本は初めて。案外面白く読めた。この本も中学受験についての本なのだけれどやっぱり対象となっている息子さんが優秀すぎてわが愚息の参考にはならないかな。後、氏がおそろしく通学に拘っているのが面白い。もちろん、M指数も笑える。2016/04/13
numainu
0
評価B2006/07/23
shimatoneriko
0
中学受験を母親任せにしている父親向け。 自分は小中高が田舎の公立学校のため、私立中学に入るメリットがピンと来てませんでした。しかしこの本を読み、以下の気づきを得られ、考えが変わりました。 ・中学入試で出される試験の質の高さ ・試験問題に込められた学校側の教育ポリシー ・この歳で人生の岐路を真剣に考える貴重な経験 ・目標に真剣に取り組むことが子供の成長につながる ・仮に合格できなくてもこの経験が今後の糧になる 他の子がどんな勉強をしてるのか知れる点でも、貴重な本だと思いました。おすすめです2018/10/23