内容説明
舞踏会の夜、公爵令嬢クリスタ・ハットンは何者かによって、放蕩者として知られるアンドリュー・カールトンと一緒にワイン貯蔵庫に閉じこめられてしまう。翌朝、ふたりを発見したクリスタの父親、ダンバートン公爵は激怒し、クリスタたちは醜聞を避けるために以前から恋人同士だったと装い、結婚することに。その夜まで一度も話したことがなかっただけでなく、結婚相手として考えたこともなかったアンドリューとの結婚に戸惑い、怒りすら覚えるクリスタだったが、噂とは違う彼の誠実で情熱的な面に気づいていく―(ほか2篇収録)。“真実の愛に目覚めた”放蕩貴族たちの物語。
著者等紹介
ワイルズ,エマ[ワイルズ,エマ][Wildes,Emma]
アメリカ、ミネソタ州生まれ。幼いころからの読書好きが高じて自然に作家の道へ。リージェンシー・ロマンスを中心にeブック(電子書籍)形式で20作以上を発表、No.1ベストセラーを連発する。2005年度ウィスコンシンRWAヒストリカル・ロマンス賞、2006年度Lories賞、2007年度Eppie最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。現在はインディアナ州で夫と3人の子どもと一緒に暮らしている
高橋佳奈子[タカハシカナコ]
東京外国語大学ロシア語学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
7
短すぎる…ホットシーン減らして、ヒーローヒロインの心情重視で書いてほしいわあ。設定はいいのにねえ。残念だわ2013/06/04
縁側
4
三篇の短編集。この作品を読む限り、英国貴族は相思相愛のカップルだらけ。表題の不機嫌な、は、二人を罠に嵌めた人物は誰で目的は?という要素が加わっているのでちょっと新鮮だった。2019/08/13
uni
3
エマ・ワイルズは最近ずっと短編だったけれど、ようやく短編もなかなか面白いなぁと慣れてきたんだけれど、前回の「アブサン・クラブ」シリーズの短編に比べると今作は内容は薄くて残念な仕上がりでした。「真実の愛に目覚める」という設定は同じなんですけどね。2012/04/13
kyara
2
とてもHot。なのに全くときめかない・・・ただでさえ短いお話なのに更にHotシーンでページを割いてるのでね。2012/05/13
こげぱん
1
⭐︎⭐︎⭐︎2016/05/15