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出版社内容情報
《内容》 本特集では，医療およびリハビリテーションの立場から「高次脳機能障害」をどのように理解し，また，どのような対応が考えられるのか，これを示すこととした。巻頭の特別寄稿は，ニューヨーク大学Ben－Yishay教授によるものであり，米国における長年の実践に裏づけられた読み応えのある内容になっている。ぜひとも御一読願いたい。
《目次》
1）概 説
米国における神経心理学的リハビリテーション…Ben－Yishay Y・Diller L・Daniels－Zide E（訳：大橋正洋）／わが国における高次脳機能障害リハビリテーションの課題…大橋正洋
2）高次脳機能障害の病態と臨床診断トピックス
失語症…杉下守弘／失認・無視症候群…石合純夫／失行症…早川裕子・山鳥 重／記憶障害…綿森淑子・原 寛美／遂行機能障害…鹿島晴雄／器質性脳損傷後の情動障害…先 章・加藤元一郎／器質性脳損傷後の痴呆（主に頭部外傷による痴呆について）…坂村 雄
3）高次脳機能障害の診断手法
脳機能検査法…安保雅博・渡邊 修・宮野佐年／神経心理学的検査のすすめ方…宮森孝史／行動観察および記録による障害評価…佐々木和義
4）高次脳機能障害のリハビリテーション手法
認知訓練…加藤元一郎／記憶障害のリハビリテーション…原 寛美・綿森淑子／エコロジカル・アプローチ…佐々木正人／行動変容法…久保義郎／家族への情報提供と生活環境の整備…豊倉 穣・大田哲司
5）その他
高次脳機能障害者をめぐる社会的課題…生方克之／神経心理とリハビリテーション用語の整理…小林一成
