家族性腫瘍遺伝カウンセリング - 理論と実際

家族性腫瘍遺伝カウンセリング - 理論と実際

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  • サイズ B5判/ページ数 369p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784307701570
  • NDC分類 491.65
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  今,家族性腫瘍が注目されています。がんの診断・治療法が格段に進歩し,がんがかってのように「死の病」ではなくなった今日,がん予防の観点から,家族性腫瘍に対処していくことの意義が認められつつあります。同時に,家族性腫瘍の原因となっている遺伝子の異常を探ることは,一般の遺伝によらないがんの発生メカニズムの解明にもつながります。△  このように,多くの人々が家族性腫瘍に関心を寄せるようになってきた中,家族性腫瘍の心配を抱えている人たちがいます。がんが遺伝しているかもしれない。がんにかかった患者さんやその家族から次々とわき出てくる疑問,心配,悩み……そうしたことに応える人がぜひとも必要とされます。△  本書は家族性腫瘍分野における遺伝カウンセリングを志す方々のために書かれたもので腫瘍学,遺伝学,疫学,分子生物学の知識に加え,家系調査や登録のノウハウ,カウンセリング理論,サイコオンコロジー,緩和医療,教育法,生命倫理学,さらにはそれぞれの家族性腫瘍の基礎と臨床について幅広い知識が得られるようになっています。    《目次》 ●「家族性腫瘍がん予防計画を支える人々」-序にかえて ●はじめに ●腫瘍学のABC 日本人のがんの統計と動向/がんの臨床と臨床病理 ●がんの遺伝,遺伝子診断 ヒトの遺伝学-これまでの歩みと新しい課題/がんのハイリスク因子およびがんの多発家系/がんの分子細胞生物学/がんの遺伝子診断 ●発がんとその予防 ●家系調査と情報の管理 家系調査/家系情報の管理とデータベース/家系登録のネットワーキングとヘルスサービス ●がんの遺伝カウンセリング総論 遺伝専門医の行う遺伝カウンセリング/腫瘍専門医の行う遺伝カウンセリング/がん遺伝カウンセリングの考え方/家族性腫瘍に対する看護の役割/がん遺伝カウンセリングと精神的ケア ●がん遺伝カウンセリングとフォローアップの実際 がん遺伝カウンセリングの教育トレーニング/ケーススタディ家族性大腸がんの場合/家族性乳がんの場合 ●がん素因の遺伝子診断の倫理的・法的・社会的諸問題 ●がんと遺伝のカウンセラーの国内外の状況 諸外国における看護婦(士)の役割 ●家族性腫瘍カウンセリング各論 大腸ポリポーシス/遺伝性非ポリポーシス大腸がん/甲状腺がんと内分泌腺のがん/乳がんと卵巣がん/網膜芽細胞腫/Li-Fraumeni症候群/Von Hippel-Lindau(VHL)病/こどものがん,奇形症候群や染色体異常/NF1(neurofibromatosis 1)/NF2(neurofibromatosis 2)/色素性乾皮症(XP)

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