出版社内容情報
《内容》 産科婦人科診療で,より正確な診断のためには種々な検査が必要である。そこで無駄のない,必ずやっておかねばならない検査法は何かを教えてくれる聖書がのぞまれる。
本書は臨床検査に親しみ,理解しやすいように図解されたマニュアルで,コンパクトで平易に解説されている。それぞれの診断に通じる検査法に選択とその結果の読み方のポイントを短時間で学んで頂けよう。
《目次》
1)一般診察法
問診・全身所見の取り方/婦人科診察法の特殊性と診察手順/産婦人科検査とインフォームド・コンセント/遺伝学的診断のインフォームド・コンセント/生殖補助医療技術と論理
2)産科臨床検査
妊婦健診における検査の組み方/これだけはやっておきたい妊婦初期の血液検査/妊婦の風疹抗体価をどう読むか/妊婦のトキソプラズマ抗体価をどう読むか/妊婦梅毒の検査とその評価/妊婦の不規則抗体検査の意義とスクリーニング/妊娠中の腟分泌物検査/GBS感染の予防/産婦人科における経腟,経腹超音波の使い分け/超音波検査による胎盤の見方/超音波による頸管成熟度の判定/超音波ドプラ・血流速度波形の取り方/血流速度波形から何がわかるか/産科診療における3D超音波検査/骨盤X線計測-CPDの診断/産科MRIの有用性と留意点/安全で確実な羊水診断法のコツ/蛍光in situハイブリダイゼーション/トリプルマーカー検査をどう評価するか/安全な胎児採血のコツ/胎盤機能検査から何がわかるか/妊娠中期のNST/正しいCSTの実施法/簡便な胎児well-beingの評価/分娩中の胎児心拍数モニタリング/臍帯血の血液ガス分析-適切な評価のために/妊娠悪阻の検査/切迫流産予後判定のための経腟超音波検査/反復流産後の検査-次回妊娠のために/免疫学的流産を疑った場合の検査/流産胎児の染色体検査/子宮外妊娠の検査法-より迅速・正確な診断をめざして/子宮外妊娠の超音波診断/羊水過多,羊水過少の検査/双胎妊娠管理のための検査/早産マーカー使い分けの有用性/破水を疑った場合の検査法/妊娠中毒症-ターミネーション決定のための検査/産科DICにおける検査/羊水塞栓症の病態生理と診断に必要な検査/妊娠糖尿病の診断と管理のための検査/胎児発育異常の検査/胎児中枢神経系異常の検査/分娩予定日を過ぎた場合のルチン検査
3)婦人科臨床検査
細胞診の取り方-良い例・悪い例/内膜細胞診のピットフォール/正しい診断を行うための子宮外頸部病変組織診のコツ/正しい診断を行うための子宮内頸部病変組織診のコツ/腫瘍マーカーの特性と有効な使い分け/腫瘍マーカーによる卵巣腫瘍の診断/コルポスコピーの操作法/HPV DNA typigの実際/子宮鏡による子宮腔内病変の診断/3D超音波による骨盤内腫瘍の診断/骨盤部婦人科腫瘍におけるCTの役割/造影MRIはどのようなときに行うか/MRIによる子宮癌の進行期診断/卵巣チョコレート・胞の画像診断/子宮筋腫におけるGnRHa療法中の効果判定のための検査法/子宮肉腫の術前診断/婦人科手術の術前検査/化学療法を行うにあたっての検査/産婦人科領域の血栓症の診断/ホルモン負荷テストをどう評価するか/排卵時期推定のための検査/多・胞性卵巣症候群(PCOS)の検査/外来で行う卵管疎通性検査-卵管通水検査/子宮卵管造影法のコツ/3D子宮卵管造影で何がわかるか/不妊外来における子宮鏡検査/子宮鏡の洗浄法と手入れ/腹腔鏡検査の検査機器と麻酔/細径腹腔鏡による検査・手術/腹壁吊り上げ法による検査/精液検査-精子機能をどう見るか/免疫性不妊の検査/体外受精・胚移植前の検査-高い妊娠率と副作用防止のために/腟炎の検査・診断/外陰ヘルペス症を疑った場合/性器クラミジア感染症/ピル服用前の検査/更年期障害-何を検査するべきか/HRT施行前の検査/尿失禁鑑別診断のための検査/子宮内容清掃術の術前・術中検査/乳癌スクリーニングとしてのマンモグラフィー
4)新生児
新生児の採血法のポイント/新生児の聴覚スクリーニング
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