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出版社内容情報
《内容》 胆道癌では,その病態の解明はもちろんその治療方法について今なお多くの問題点を包含しており,現時点でたとえ本邦の規約に複雑な部分があったとしても,決して性急に簡略化あるいは国際化に走ってはならない。
そのような観点から,今回の規約はすでに統計処理された本邦の全国胆道癌登録成績に基づいて,胆道癌の進展因子について一つ一つ検討を加え,その証拠が得られた部分については,その進展程度とT因子,リンパ節転移,Stage分類についてかなり大幅な改訂を行った。しかし,進展程度の分類については出来る限り従来のものを残すように配慮するとともに,その証拠が不十分な部分についてはその改訂は出来るだけ最小限にとどめた。
《目次》
■総 説
目的と対象/解剖学的事項/胆道癌の定義および分類
■手術所見,手術記載に関する規約
胆管癌の手術所見,切除標本所見および手術成績記載に関する事項/胆嚢癌の手術所見,切除標本所見および手術成績記載に関する事項/乳頭部癌の手術所見,切除標本所見および手術成績記載に関する事項/胆道癌症例の統計的処理
■胆道癌の病理学的検索に関する規約
緒言/総則/検査材料の取扱いおよび検索方法/組織型分類/手術所見,切除標本所見の組織学的記載事項/カラー図譜
■早期胆道癌に関する規約
緒言/早期胆道癌の定義/早期胆道癌の肉眼型分類
■UICCの胆道癌TNM分類
Gallbladder/Extrahepatic Bile Ducts/Ampulla of Vater
■付 録
解説:改訂の要点
リンパ節分類に関する主な変更/胆管周囲進展度,胆嚢周囲進展度,乳頭周囲進展度/進行度分類について