感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
4
斎藤環の論考に惹かれて。それは坂口恭平についての。いつあたりだったかな、斎藤さんが坂口さんについて書いてるというのをSNSで見かけてて、うっわ気になる!となっていた成果がこの本にある。いつのまにかサルトグラフィーなんて領域も開拓されていると知る。サルトグラフィーとは健康生成論。健常者障害者問わず誰もが自身の健康状態を生成するような環境条件とはなんぞやという趣きてある。他にも松本卓也が中井久夫について書いてたりの読みどころ。佐藤晋爾て人のは「役に立つ」以外の大切さを「重宝する」と言い表してるのは良き仕事よ。2025/10/21




