出版社内容情報
明治以降の近代日本の治水史と、先人が遺した治水の名言や知恵意を読み物として紹介する。
遠い昔から多くの自然災害に悩まされてきた日本。その中から近代日本の治水の歴史と、過去の治水事業の
成功・失敗例に触れ当事者たちの辛苦から生まれた様々な名言から、治水に関する知恵や教訓を学ぶ。
内容説明
巨大災害の世紀に突入!これまでなかった災害の頻発、混迷を深める治水。いま、先賢の知恵と生き方から学ぶ。
目次
第1部 日本の治水史に見る名言(従事した仕事より見えてきたこと;治水意識の芽生え;戦国時代の武将の治水・治水事業の発展期;明治維新の治水・治水事業の成熟期;大正・昭和・平成の治水、治水事業のこれから;被災直後から復旧・復興の知恵)
第2部 治水の名言に秘められた教訓(日本は水害大国;河川に関する名言に秘められた教訓;災害に関する名言に秘められた教訓;治水は讒言と地獄の世界;治水技術に関する名言に秘められた教訓;堤防に関する名言に秘められた教訓;ダムに関する名言に秘められた教訓;先人が遺した治水に関する名言;政治家・マスコミの迷言;真髄をついた警告としての名言;求められている風土工学と環境防災学の視座と展開)
著者等紹介
竹林征三[タケバヤシセイゾウ]
1967年京都大学工学部土木工学科卒業。1969年京都大学大学院修士課程修了、建設省入省。琵琶湖工事事務所長、甲府工事事務所長等を経て、1991年建設省土木研究所ダム部長、環境部長、地質官を歴任。1997年財団法人土木研究センター風土工学研究所所長。2000年富士常葉大学環境防災学部教授、付属風土工学研究所所長。2006年富士常葉大学大学院環境防災研究科教授(兼務)。2010年富士常葉大学名誉教授。工学博士、技術士(建設環境・河川砂防及び海岸)。1993年7月建設大臣研究業績表彰。1998年4月科学技術庁長官賞第1回科学技術普及啓発功績者。6月前田工学賞第5回優秀博士論文賞。2003年7月国土交通大臣建設功労者表彰。2014年4月瑞宝小綬章受章。2015年7月日本水大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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