出版社内容情報
明治期から戦時下にかけて、当局の検閲により「発売流布禁止」の処分を受けた「発禁本」。その蒐集家・研究家として知られる城市郎の貴重なコレクションを多数開陳!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
133
発禁本と言えば、ほとんど思想系かエログロ系のどちらか何でしょうね。私は、若い頃、澁澤龍彦を良く読んでいたので、「サド裁判」に興味がありました。確かに「悪徳の栄え」発禁されてもおかしくないほど、エロスの塊でした。 https://www.heibonsha.co.jp/book/b648919.html 【読メエロ部】2024/10/25
Go Extreme
2
明治・近代の中の受難: 明治新政府と言論恐怖時代幕開け 大正・モダンとデモクラシーの裏側: 文学の受難 大正〜昭和・性科学の夜明け: 性科学から変態研究へ 大正末〜昭和初期・昭和艶本時代の珍書屋群像: 活字のエロ事師・梅原北明と珍書出版 昭和初期・政治と思想の弾圧: 右翼とファシズム 昭和初期2・エロ・グロ・ナンセンス時代 戦前・昭和の御大の文学の発禁 暗黒の言論ファッショ時代 戦後・戦後焼け跡のカストリ雑誌 戦後2・戦後文学の猥褻なるもの: 世相を映し出す摘発文学・有害図書 戦後翻訳文学─猥褻か芸術か2024/09/16
kaz
1
時代の流れを感じる。この本が発禁かと驚かされるものも。図書館の内容紹介は『明治期から戦時下にかけて、当局の検閲により「発売頒布禁止」の処分を受けた「発禁本」。その蒐集家・研究家として知られる城市郎の貴重なコレクションを多数掲載する』。 2025/01/13
ゆ
1
当局との出版の戦いの歴史を見ると、今の時代は何でも見れるなあとあらためて実感する。とはいえ、バタイユが禁止と侵犯にエロティシズムを見たように、ある程度タブーがあった方が人間は熱情をもって惹かれるものだとも思う。戦時中の思想系の発禁は、その時代の空気感が分かりやすかった。当局に押収後の書籍たちがどうなったのか気になる。2025/01/06
りらこ
0
図書館本2024/10/23
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- ザ・シェフ(分冊版) 【第126話】 …