内容説明
東大教授でもある建築家・内藤廣が、学生たちとの対話を通じて、その人生観を等身大の言葉で語りつくす。才能、自己、将来、死、幸せ…だれもが一度は抱える悩みに真摯に応答しながら、若者の未来の生を応援する。
目次
道を決めるということ
旅と風景
女、男、夫婦
恩師
才能のかたち
個性
時代の評価
文章を書くこと
自由な思考
ものづくりのこころ
仕事と職能
主体の居場所
日本人であること
リーダーに問われるもの
情報社会と身体
この国の将来
若者と教育と
近代と死、そして幸せについて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BananaBoyfriend
2
一人でひたすら考えて考え抜いて、答えらしきものを出すことに価値がある。考え抜いた結果を信じて続けること。2019/12/04
くるくる。
2
あえて、本流からは的外れな感想を書く。 現状へのNo、世界と孤独に向き合う旅、そうした末に辿りつく自分は日本人だという事実。そういうサイクルを回した人間に固有の優しさと強さがあるように僕は思う。内藤廣もそのうちの一人だったのだろうということをしみじみと感じた。2019/04/26
mutsukihutami
2
感動した。対話集で泣いたのは初めてだ。内藤さんの考えや哲学がやさしい言葉を通して伝わってくる。これは別に建築を志している人がよんでもいいと思う。彼が建築の力以上に人に希望をもっているように感じた。人ありきの建築というか・・・。働いて、しばらくたって、また悩むことがあったら、ぜひ読み返したい。2011/04/29
KIYOSHI ISHIHAMA
1
内藤廣さんの考え方に共感するところが多く、この本を読んでファンになった。また、講演会に先日お邪魔したのだが、まだまだ建築家がやることはたくさんある、という話を聞けて希望が持てた。あと50年ぐらい楽しく生きれそうだ。2014/09/22
winter_man
0
著者もあとがきに書かれているが、20代の真剣な質問に、東京大学教授という肩書を持つ著者の飾らない正直な返答が全く嫌味なく入ってくる。それは自分自身も「若者」であるからかもしれないが。。。2016/01/11