アート戦略都市―EU・日本のクリエイティブシティ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 149p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784306085091
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0036

内容説明

アートが都市の生命力となり、荒廃した街が甦った―。文化の力で未来を創造するクリエイティブシティ。その実態と戦略をアーティストの眼と都市政策の観点から探る。

目次

都市にアートの生命力を
「アート戦略都市」の誕生にむけて
なぜ今、「創造都市交流」なのか
アート戦略都市part1(さびついた造船業をモニュメントに―ニューカッスル・ゲーツヘッド/英国;多文化共生への工場再生と大道芸センター―マルセイユ/フランス;ファインアートと産業が共生する奇跡の芸術村―フィスカース/フィンランド ほか)
アート戦略都市part2(再開発プロジェクトに地元住民参加型のアートを―ダブリン・バリマン地区/アイルランド;カルチュラル・ツーリズムへと舵を切る港湾都市―ジェノヴァ/イタリア;バウハウス時代の巨大炭鉱遺跡から生まれる現代アートセンター―エッセン・ツォルフェライン/ドイツ ほか)
ドキュメント「EU・日本創造都市交流2005―Arts for Community Growth and Development」(冬のまち、氷点下のアート/Finland×S‐AIR;Flea/Art Market/Germany×harappa;ヨコハマ*おでかけアート*サーカス/France×ART LAB OVA ほか)

著者等紹介

吉本光宏[ヨシモトミツヒロ]
ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室長。早稲田大学大学院(都市計画)修了。社会工学研究所などを経て現職。東京オペラシティや世田谷パブリックシアターなどの文化施設開発、東京国際フォーラムのアートワークコンサルタントのほか、文化政策、クリエイティブシティ、アートNPOなどを幅広く調査研究する。横浜市文化芸術都市創造事業本部アドバイザー(2004‐2006年)のほか、現在は文化庁文化審議会政策部会委員、東京芸術大学大学院非常勤講師なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Minami

0
良い意味で「極端な例」がのっているのだとおもう。いきなりここを目指そうとしても難しい。 中身の部分については、いくらでも良いものが出てくると思う。問題なのは、それを継続させるシステムが行政の中にないことかなあ。アートの効用みたいなものはあるけれども、「実証」するのはなかなか難しいのだろう。といいつつ、やるとこはやってるんだから、人とやる気の問題だよね、ともおもう。2013/08/12

Yukiko

0
 EU・日本創造都市交流2005の報告書のような位置づけ。日欧のNPOがそれぞれ相手の創造都市を視察し、2005年11月にシンポジウムを行っている。  箱モノではなく、人々の活動そのものに公的なお金をだすというのは、日本の官僚制度ではなかなか難しい。この体制をひっくり返さないと、この本で描き出されている創造都市の理想の実現は日本では難しいなぁと、政権交代以来の民主党のひどすぎるテイタラクを思いながら、絶望的な気分で読んだ。新しい公共、ってどこにいったんだろうか。  また、人々が創造的な表現によってどのよう2012/02/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8701
  • ご注意事項