出版社内容情報
公共空間を良好な状態に保ち、有効に利用していくためのマネジメントを考える。
「本書は、四つの実証的調査プロジェクトをもとに、国際的視野で公共空間マネジメントの課題を説き明かす。また、公共空間をめぐる理論、歴史、利用パターン、先進諸国の社会変化などを踏まえて、それらを整理し、これからの都市に必要な新しいマネジメントを提示している。開発の時代からマネジメントの時代へと言われる21世紀において、重要な都市ストックである公共空間を良好な状態に保ち、有効に活用していくうえで、私たちは本書から多くの貴重な手がかりを得ることができる。」(訳者あとがきより)
内容説明
公共空間を良好な状態に保ち、有効に利用していくためのマネジメントを考える。
目次
第1部 公共空間の概念とマネジメント(公共空間の利用と特性;歴史のなかの公共空間;公共空間をめぐる論争;公共空間マネジメントのモデル)
第2部 公共空間マネジメントの現在(公共空間マネジメントの問題点―英国の場合;公共空間マネジメントの改革―英国二〇自治体の事例;公共空間マネジメントの背景―世界の先進一一都市;公共空間マネジメントの実践―先進一一都市の教訓;理論、実践、利用者)
著者等紹介
エスポジト,アンナー[エスポジト,アンナー] [Carmona,Matthew]
1966年生まれ。ノッティンガム大学卒業。レディング大学、ストラスクライド大学、ノッティンガム大学などで教鞭をとり、現在、ロンドン大学バートレット校教授(都市計画・都市デザイン)。英国建築構築環境委員会・研究調査部会、貴族院・構築環境特別委員会などの委員を務める。2016年王立都市計画家協会のピーター・ホール賞を受賞
デ・マガリャエス,クラウディオ[デマガリャエス,クラウディオ] [de Magalh〓es,Claudio]
ブラジル・パラナ州立大学卒業。都市計画家として実務に携わった後、ロンドン大学大学院修了。ニューカッスル大学で教鞭をとり、現在、ロンドン大学バートレット校教授(都市マネジメント・都市再生)
ハモンド,レオ[ハモンド,レオ] [Hammond,Leo]
ロンドン大学バートレット校卒業。カリフォルニア大学大学院修了。現在、不動産開発コンサルタントLSH社の都市デザイン担当理事。ロンドン、ケンブリッジ、オックスフォードなどでプロジェクトを手がける。ロンドン大学バートレット校講師
北原理雄[キタハラトシオ]
1947年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院修了。名古屋大学助手、三重大学助教授、千葉大学大学院教授を経て、千葉大学名誉教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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