キュイジーヌ―フランスの台所近代史

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キュイジーヌ―フランスの台所近代史

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784306047037
  • NDC分類 523.35
  • Cコード C3052

出版社内容情報

19世紀のパリのアパルトマンや、使用人のいる上流階級の住宅の台所から、C.ペリアン、P.シャロー、レンゾ・ピアノら建築家が手がけた台所など、フランスを中心とした西欧の台所の変遷からみる近代史。
家事労働の能率化によって獲得した時間と、機能的でコンパクトになり、合理化されたことにより失われた空間を問う。
目次:ミシェル・ブラスによる序文
序章 1 はじめに 2 本書の趣旨 3 研究の方法
第1章 台所空間の縮小化――失われたテーブルと椅子
1 進歩として扱われる移動可能なセンターテーブルの消失
キッチン・カード:ビーチャー姉妹とアンクルトムの台所
2 フランス20世紀初頭の台所の建築的レシピ――類型の多性様
キッチン・カード:パリにおけるブルジョワのアパルトマンの台所
キッチン・カード:慈善財団の台所
3 台所の建築的レシピ 1920~1930年――モデルの発明と展開
キッチン・カード:リリアン・ギルブレスによる有名な台所
4 建築家たちのライバル意識――モデルの伝播とテイラーリズムの普及 1920~1930年
キッチン・カード:かの有名なフランクフルト・キッチン 1926年
キッチン・カード:最小限の台所の大コンペティション――フランクフルトCIAM 1929年
キッチン・カード:パリ市の台所のタイプ 1920~1930年
キッチン・カード:ヴィラE1027の台所 1926~1928年
キッチン・カード:ピエール・シャローとガラスの家の台所 1928年
5 アナザー・レシピ:ユートピア、余暇における居住環境
キッチン・カード:モスクワの共同サービス付きの小さな台所
第2章 窓がなくなりリビングに開かれた台所
1 窓がなくなりリビングに開かれた台所
キッチン・カード:ユニテ・ダビダシオンの台所 1947~1952年
2 戦後の台所のレシピ――ベビーブーム期における標準化
3 建築家の役割
4 シャルロット・ペリアンの多彩な台所
キッチン・カード:ベビーブーム期の台所の標準型
キッチン・カード:1950年代のアメリカの台所
キッチン・カード:1950年代のスェーデン・キッチン
5 1950年代の建築モデルは存続する
キッチン・カード:1960~1970年代の台所
キッチン・カード:デザイナーとキュイジニストの台所
第3章 獲得した時間と失われた空間を求めて
1 時間との闘いのなかで何を獲得したのか
2 獲得した時間、失った空間、食事の準備
3 20世紀の男性、女性、子ども、そしてキッチン
付録 今日のキッチン・カード
キッチン・カード:3つのドアのある台所
キッチン・カード:台所――設備を埋設した壁
解題 「19~20世紀の日欧における台所近代化」須崎文代

内容説明

ル・コルビュジエ、シャルロット・ペリアン、バウハウス…建築家たちによる台所のデザインと暮らしの近代史。

目次

1 台所空間の縮小化―失われたテーブルと椅子(進歩として扱われる移動可能なテーブルの消失;20世紀初頭フランスの台所の建築レシピ―類型の多様性;台所の建築的レシピ―モデルの発明と展開 1920~1930年;建築家たちのライバル意識―モデルの伝播とテイラーリズムの普及 1920~1930年;アナザー・レシピ―ユートピア、余暇における居住環境)
2 窓がなくなり、リビングに開かれた台所(窓がなくなり、リビングに開かれた台所;戦後の台所のレシピ―ベビーブーム期における標準化;建築家の役割;シャルロット・ペリアンの多彩な台所;1950年代の建築モデルは存続する)
3 獲得した時間と失われた空間を探し求めて(時間を節約して何を獲得したのか;獲得した時間、失った空間、食事の準備;20世紀の男性、女性、子ども、そして台所;歴史の教訓;今日の問い;結論)
付録 今日のキッチン・カード

著者等紹介

クラリス,カトリーヌ[クラリス,カトリーヌ] [Clarisse,Catherine]
建築家・インテリアデザイナー。国立装飾芸術学校で学び、レンゾ・ピアノ、イヴ・リオン、ジャン=ピエール・ブッフィ、イザベル・エベイ、フェルナンド・モンテス、アルド・ロッシなどの設計事務所での実務経験を経て、DEAインタースクールで研究に従事。パリ・ベルヴィル国立建築学校で「建築・都市プロジェクト―理論と装置」を開催。パリ・マラケ建築学校、国立装飾芸術高等学校で教鞭を執る。また、リール国立建築景観学校の研究所LACTHで研究活動に従事。建築・都市計画と健康、生態学的危機への関心や、シャルロット・ペリアンなどの女性アーティスト・建築家の作品に着目。また、パトリック・ブシャンが設立した建築アトリエNotre Atelier Commun(NAC)の代表を兼務

須崎文代[スザキフミヨ]
建築史家。神奈川大学建築学部住生活創造コース准教授、日本常民文化研究所所員、博士(工学)。2004‐5年日本EU政府国費留学AUSMIP、2006年千葉大学大学院博士前期課程修了、2015年第1回日本生活学会博士論文賞受賞。主に、近代住宅史を専門とし、台所、風呂、便所などの生活空間や、地球環境や生活の共同性に着目した研究活動を行っている。日本常民文化研究所基幹共同研究「便所の歴史・民俗に関する総合的研究」研究代表、「小さな地球プロジェクト 里山スクールオブデザイン(SSD)」参加、旧佐久間家住宅の保存・活用プロジェクト、旧渡辺甚吉邸サポーターズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。