出版社内容情報
設計担当者必携。認知症研究の最先端、英国スターリング大学が現場で鑑査に使う施設デザインのチェックリストと近隣地域計画の解説。
認知症ケア分野において、生活環境のあり方が症状の改善に深く関わっていることがわかってきた。脳内神経細胞ネットワークの修復・再生を促す生活環境とはどのようなものか。現場では具体的な環境デザインが求められている。
この分野の最先端、英国スターリング大学DSDC(認知症サービス開発センター)が作製し、実際の施設を鑑査する際に使用する施設デザインのチェックリスト(Design for People with Dementia: Audit Tool
内容説明
英国スターリング大学で作られた設計チェックリストと近隣地域計画のための解説書の2冊を編訳。都市計画から施設デザインまで、すべてのスケールに通用する認知症の環境デザインを具体的に解説する。
目次
第1部 認知症のための建築デザイン チェックリスト(入り口、廊下、導線案内、エレベータ;ラウンジ・エリア;食事室 ほか)
第2部 屋外環境のデザイン―認知症にやさしい近隣地域:正しい方向への一歩(なぜ認知症にやさしい地域でなければならないのか?;研究協力者たちは、近隣地域をどのように使い、経験していたのか;認知症にやさしい地域をデザインする ほか)
第3部 チェックリストづくりの根拠となった研究―認知症の人たちのための物的デザインに関する実証文献レビュー:研究を実践に移す(小規模;住宅風で、家庭的;普段の活動の機会 ほか)
著者等紹介
井上裕[イノウエユタカ]
1947年東京生まれ。明海大学名誉教授。東京大学工学部卒。工学博士。英国エディンバラ大学留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたきたお