悪しき愛の書

個数:

悪しき愛の書

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861826320
  • NDC分類 963
  • Cコード C0097

出版社内容情報

バルガス・リョサが高く評価する“ペルーの鬼才”による、振られ男の悲喜劇。9歳から23歳まで、10人の乙女たちとの恋。9歳での初恋から23歳での命がけの恋まで――彼の人生を通り過ぎて行った、10人の乙女たち。
バルガス・リョサが高く評価する“ペルーの鬼才”による、振られ男の悲喜劇。ダンテ、セルバンテス、スタンダール、プルースト、ボルヘス、トルストイ、パステルナーク、ナボコフなどの名作を巧みに取り込んだ、日系小説家によるユーモア満載の傑作長篇!

いつもほかの男と去っていった僕の愛しき戦友たち――もしくはスペイン版第三版・メキシコ版初版への序文
絵空事への弁明――もしくはスペイン版第二版・ペルー版初版への序文
プロローグ――スペイン語版初版への序文
第一章 カルメン
第二章 タイス
第三章 カロリーナ
第四章 アリシア
第五章 カミーユ
第六章 アレハンドラ
第七章 アナ・ルシア
第八章 レベカ
第九章 ニノチカ
第十章 イツェル
エピローグ
解説 リカルド・ゴンサレス・ビヒル

フェルナンド・イワサキ[フェルナンドイワサキ]
1961年ペルー・リマ生まれの作家・歴史家・文献学者・評論家。長篇小説・短篇集・エッセイ・歴史書など著書多数。1989年よりスペイン・セビリアに在住。1996年から2010年まで文芸誌『レナシミエント』の編集長を務める。これまでにスペインの『エル・パイス』紙、『ABC』紙、『ラ・ラソン』紙、チリの『メルクリオ』紙、メキシコの『ミレニオ』紙ほか、スペイン語圏の有力紙に寄稿。1987年アルベルト・ウジョア・エッセイ賞を皮切りに、数々の文学賞を受賞している。邦訳に、『ペルーの異端審問』(八重樫克彦・八重樫由貴子訳、新評論、2016年)がある。公式ウェブサイト:http://www.fernandoiwasaki.com/

八重樫克彦[ヤエガシカツヒコ]
翻訳家。訳書に、フェルナンド・イワサキ『ペルーの異端審問』、フアン・アリアス『パウロ・コエーリョ 巡礼者の告白』(以上新評論)、カルロス・フエンテス『誕生日』、マリオ・バルガス=リョサ『悪い娘の悪戯』、『チボの狂宴』、マルコス・アギニス『逆さの十字架』、『天啓を受けた者ども』、『マラーノの武勲』、エベリオ・ロセーロ『無慈悲な昼食』、『顔のない軍隊』(以上作品社)、ハビエル・シエラ『失われた天使』、『プラド美術館の師』、『青い衣の女』(以上ナチュラルスピリット)ほか多数。

八重樫由貴子[ヤエガシユキコ]
八重樫克彦に同じ。

内容説明

9歳での初恋から23歳での命がけの恋まで―彼の人生を通り過ぎて行った、10人の乙女たち。バルガス・リョサが高く評価する“ペルーの鬼才”による、振られ男の悲喜劇。ダンテ、セルバンテス、スタンダール、プルースト、ボルヘス、トルストイ、パステルナーク、ナボコフなどの名作を巧みに取り込んだ、日系小説家によるユーモア満載の傑作長篇!

著者等紹介

イワサキ,フェルナンド[イワサキ,フェルナンド] [Iwasaki Cauti,Fernando]
1961年ペルー・リマ生まれの作家・歴史家・文献学者・評論家。長篇小説・短篇集・エッセイ・歴史書など著書多数。1989年よりスペイン・セビリアに在住。1996年から2010年まで文芸誌『レナシミエント』の編集長を務める。1987年アルベルト・ウジョア・エッセイ賞を皮切りに、数々の文学賞を受賞している

八重樫克彦[ヤエガシカツヒコ]
翻訳家

八重樫由貴子[ヤエガシユキコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

141
少年から青春時代の失恋の自伝的歴史…。本当かしら。作家は嘘つきだもの。こんなに女の子のことばかり考えてる男の子は、そりゃあ片思いの連続となるわ。もっと強く、真摯な愛があれば、こんな失恋遍歴はありえない。しかし、そこが書きたかったところ、読むべきところなのだろう。何を試みて、どう失敗したか。作者による前書きで書かれた事のせいかしら、『誰にでも抱かれる女、僕以外には』というイメージが終始つきまとった。見れば見るほど遠のき、手には入らないものとなる。しかし、だからこそ、そこから生まれる文学。ほろ苦いなあ。2017/08/07

ヘラジカ

35
魅惑的な女性と恋する自分自身に翻弄され続けた作家フェルナンド・イワサキの自伝的小説。恋愛に振り回される辛さがありありと伝わってくるのに、それでも恋し愛することには途轍もない幸福感や中毒性があるのだなとしみじみ感じ入ってしまう。出会いと失敗の連続には読んでいて切なくなる場面も多いが、作者特有のユーモラスな文章によって大半は笑いを噛みしめながら読んだ。『ペルーの異端審問』と同様、特に各章を締める最後の一文が唸るくらいに良い。たった2冊にして作者のファンになってしまった。上半期ベスト候補。(2017・31)2017/04/26

法水

6
著者の半自伝的長篇で、全10章には主人公フェルナンドが9歳から23歳までに出会う女性たちの名前がつけられている。まさにイワサキ版『男はつらいよ』で、主人公は女性に惚れては振られまくる。寅さんとちょっと違うのは、フェルナンドは相手に合わせてスポーツマンになったり、革命家になったり、挙句の果てにはユダヤ人やメキシコ人にまでなろうとする点。滑稽な中にも文学や音楽、映画への目配せもあり、『ペルーの異端審問』より読みやすかった。最後に今の奥様と思しき女性が登場するのだけど、本書は奥様へのラブレターでもあったのだな。2017/05/03

syachi

5
読んでいてむず痒くなるというか、自分の失恋というか失敗思い出して読みづらくなるときもあったけど面白いねー。つくすというか相手の望むものになろうとして結局実らないことが多いけど、思いの深さがいいのかな。そしてあれか、恋愛ではオラオラ系がモテそうってのはペルーでもかわらんのかな?2017/05/20

Mark.jr

1
17世紀のドン・ファン的物語を現代に翻案するとこうなるのかもしれません。つまり、失恋話集に。振られたり、自分から身を引いたり、自然と疎遠になったり、日本もペルーも男女の仲の難しさは勿論変わらないのでしょう。2021/02/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11749769
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品