内容説明
時代を超えた強靱な建築論の集大成、待望の復刊。建築家・村野藤吾の創作の原点としての論文、随筆、対談95編。幻の卒業論文「都市建築論」を加え、巨匠の思索の全貌を再現した決定版。
目次
第1章 建築を語る(1)(様式の上にあれ;無目的なる現代建築様式の煩悶とその解釈 ほか)
第2章 建築を語る(2)(建築の場合;審査 ほか)
第3章 作品を語る(設計について;志摩観光ホテル 創建の頃、前後 ほか)
第4章 人を語る(追憶二つ―佐藤功一先生;安井先生 ほか)
第5章 自己を語る(卒業当時のこと;建築家の人間形成 ほか)
著者等紹介
村野藤吾[ムラノトウゴ]
明治24年5月15日佐賀県唐津に生まれる。大正7年早稲田大学理工科建築学科卒業。渡辺節建築事務所に入所。昭和4年村野建築事務所開設。昭和24年村野、森建築事務所と改称。昭和29年、31年、40年日本建築学会賞受賞。昭和30年日本芸術院会員。昭和37年日本建築家協会会長に就任。昭和38年イギリス王立建築家協会名誉会員。昭和42年文化勲章受章。昭和45年アメリカ建築家協会名誉会員。昭和47年日本建築学会建築大賞受賞。昭和52年毎日芸術賞受賞。昭和59年11月26日没、享年九三歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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