出版社内容情報
現代の本質を読み解く珠玉の建築家論。デザインの源泉となる多彩な感性。人と作品を結ぶ「不可視の紐帯」を探る。
内容説明
想像力の源泉を明す待望の評論集。東孝光、山下和正、宮脇檀、内井昭蔵、高橋〓(てい)一、渡邊洋治、石井修、倉俣史朗、相田武文、伊東豊雄。現在、未来への「感性の触手」。建築家たちの「密かな内奥」を抉り取る。
目次
論考 東孝光―焼け跡とそれに続く肉親さがし
論考 山下和正―「個」の皮と殻に身をつつんで
論考 宮脇檀―プライマリーの箱と内側のディテールのやさしさ
論考 内井昭蔵―肉体の健康と内面の飢えの奥深さ
論考 高橋〓(てい)一―鉄筋コンクリートが「建築」になったそのとき
論考 渡邊洋治―日本海の怒涛が岸へと今も押し寄せる
論考 石井修―「天」に挑まず「地」へと志向する
論考 倉俣史朗―目に見えぬ「引力」と対峙するうちに
論考 相田武文―「建築」を襲う果てしなき「都市」の襲来
論考 伊東豊雄―キューブ崩しもしくはチュービズムの建築へ
あとがき 同じ時代を生きくりかえす会話と思索のあげくに
著者等紹介
長谷川堯[ハセガワタカシ]
1937~。島根県生まれ。1960年早稲田大学第一文学部卒業。武蔵野美術大学造形学部教授。2008年3月、退職。『都市廻廊』に対して「毎日出版文化賞」、『建築有情』に対して「サントリー学芸賞」、一連の建築評論活動に対して、「日本建築学会業績賞」(1985)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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