内容説明
ヨハン・ベルヌーイが創始者とされる、仮想仕事の原理。任意の材料から成る構造物に対して有効で、仮想変位の方法の基本を形成するなど、構造解析において卓絶した重要性を持つ。その詳細な分析、誘導および後年のカスティリアーノの定理などへの関連を解く意欲的考察。
目次
1 ベルヌーイの剛体に対する仮想変位の原理
2 静的許容な応力分布および幾何学的許容な変位分布
3 変形する物体に対する仮想仕事の原理
4 骨組構造に対する仮想仕事の原理(せん断変形無視)
5 仮想仕事の方法
6 仮想仕事法の平面トラスへの適用
7 仮想仕事法の梁およびラーメンへの適用
8 カスティリアーノの第2定理
9 Betti‐Maxwellの相反作用定理
10 応力法における変形適合式
著者等紹介
加藤勉[カトウツトム]
1929年生まれ。財団法人熔接研究所理事長。1953年、東京大学工学部建築学科卒業後、1968年、東京大学教授。その後1990年、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。