内容説明
建築の設計を考えるうえで計画に必要な内容は、その領域が広く検討項目も多い。これらを用途別にまとめ整理することは重要な役割である。計画の際には、建物のもつ機能のほか、そこに居住し生活する人びと、さらに使用される場合の便利さ、また建物を含めた周辺の計画をも十分配慮したものでなければならない。とはいえ、建物の多くはその時代背景、地域性も反映されており、その作品群が日常性の中で培っている。とりわけその公共性のコンセプトの取扱いでは、深遠な熟慮が必要である。本書は、理論と手法を述べた建築計画１に続いて、建築計画２としてその各論と計画例を検討することで、より適切で合理的な設計へと導くことが可能となるよう、建築計画の中身をより具体化したものである。
目次
第１章 住宅（独立住宅・集合住宅）
第２章 ホテル・旅館
第３章 病院・診療所
第４章 学校・幼稚園・保育所
第５章 事務所建築・庁舎
第６章 劇場・コンサートホール・コミュニティセンター
第７章 商店・百貨店・ショッピングセンター
第８章 図書館
第９章 博物館・美術館
著者等紹介
岡田光正［オカダコウセイ］
昭和２７年京都大学工学部建築学科卒業。現在、大阪大学名誉教授。工学博士
柏原士郎［カシハラシロウ］
昭和４１年大阪大学工学部建築工学科卒業。現在、大阪大学教授。工学博士
辻正矩［ツジマサノリ］
昭和４２年東京工業大学工学部建築学科卒業。現在、大阪工業大学教授。工学博士
森田孝夫［モリタタカオ］
昭和４７年大阪大学工学部建築工学科卒業。現在、京都工芸繊維大学教授。工学博士
吉村英祐［ヨシムラヒデマサ］
昭和５３年大阪大学工学部建築工学科卒業。昭和５５年（株）小河建築設計事務所入社。現在、大阪大学助教授。博士（工学）
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