内容説明
キリスト教に真っ向から挑み生の真実を追い続けた作家に迫る。
目次
神学と小説の間
夫・遠藤周作と過ごした日々
おどけと哀しみと―人生の天秤棒
遠藤周作と井上洋治―背中合わせの戦友
遠藤周作における心の故郷と歴史小説
「わたしが・棄てた・女」について―人間の無意識領域にかくれている“本当の自己”
虚構と事実の間―『海と毒薬』をめぐって
遠藤周作「深い河」を読む―醜い男のイメージを追って
遠藤文学の受けついだもの―漱石・芥川・堀・遠藤という系脈をめぐって
著者等紹介
佐藤泰正[サトウヤスマサ]
1917年生まれ。梅光学院大学教授
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