内容説明
書き下ろし骨太賢治論、全9編。
目次
詩人、詩篇、そしてデモン―宮沢賢治の文語詩篇における「売る行為」を読む
イーハトーヴの光と風―レンズを通して賢治世界を見る
宮沢賢治における「芸術」と「実行」―イーハトーヴ幻想と現実
賢治童話の文体―その問いかけるもの
宮沢賢治と中原中也―二つのプリズム
宮沢賢治のドラゴンボール―竜の昇天
「幽霊の複合体」をめぐって―小泉八雲・野尻抱影・保坂嘉内・(付・中村星湖)からの影響人脈をたどりながら
「銀河鉄道の夜」―妹トシと成瀬仁蔵の宗教意識からの一考察
「風の又三郎」異聞
著者等紹介
佐藤泰正[サトウヤスマサ]
1917年生まれ。梅光学院大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。