目次
1章 エラーの性質
2章 行動レベルとエラー形式
3章 認知的情報不全とエラー形態
4章 エラー検出
5章 潜在エラーとシステム災害
6章 ヒューマンエラーのリスク評価とその減少法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sayuri Abe
0
結論から言えば、「ヒューマンエラーは必ず起こる」。本書はヒューマンエラー発生の理由から抑制の方法を述べてあるが、特定の業種における労災事故を防止するために書かれた本と違って「答え」は書かれていない。 私の職場において、ヒューマンエラーはゼロではなくてはならない。学者でさえ答えを出せずにいるのに、無茶な話である。しかも個々の技能と方法論に拠るので会社側はマニュアルというモノを作成していない。本当は会社も分かっている。執拗なダブルチェックの励行は本書のフローと合致していると思う。本当は分かっている…と信じたい2015/12/30