出版社内容情報
【目次】
内容説明
これまでに数々の難事件を解決し、その見た目の良さもあいまって時代の寵児と謳われる名探偵・志谷禄郎。だが、実は推理をしているのはもっぱら助手の和戸村丈で、志谷自身はポンコツ探偵であることは一握りの人間しか知らない。そんななか、志谷と和戸村のもとに新たな事件が立て続けに舞い込む。それは、二人が過去に解決した殺人事件をあからさまに模倣したもので…〈探偵×助手〉最強バディ誕生!
著者等紹介
貴戸湊太[キドソウタ]
兵庫県生まれ。神戸大学文学部卒業。第18回『このミステリーがすごい!』大賞U‐NEXT・カンテレ賞を受賞し、『そして、ユリコは一人になった』で2020年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
41
イケメン名探偵・志谷禄郎。実は推理をしているのは助手の和戸村丈で、和戸村の助言に誘導されて推理した気になっている〝へっぽこ探偵〟。ある日、二人が過去に解決した殺人事件を模倣した事件が起こり…。/コナンと毛利探偵のように(眠らされないけど)役割が反対のバディ。心理学のテクニックを使い人を操る和戸村をはじめ、志谷や志谷の伯父の警視庁副総監・福田などキャラも良く読みやすい。2人の出会いの物語もあり、志谷が操られて利用されているのではなくちゃんと根底に熱い友情があるのが嬉しい。心理学の小ネタも楽しめる。続編希望!2025/11/30
ち~
18
志谷、過去最高のヘタレな名探偵だった!でも、とても純粋で心優しい憎めないヤツ。そんな志谷を支える和戸村の想いにジーンとした。ドアスコープの血の謎、犯人のイカれた動機が良い。さすがにこの推理ショーは、周りの人にはバレバレなんじゃないか?と思わないでもないけど、このスタイルは楽しかった。しかしあのラストにはヤラレタ!先が気にならない訳がない!2025/11/21
紅羽
4
ポンコツな探偵の代わりに推理するのが助手の方という鴨乃橋ロンシリーズのような変わった探偵のミステリ作品。深く追求されたりすると説明出来ず、テンパってしまう探偵をさりげないサポートで上手く正解へ導いていく助手役の手腕が面白い。シリーズ化しますように。2025/12/03
かんがるー
4
ポンコツって言われているけどポンコツかなぁ? 有能な一族の中で彼が悩むのもわかるけど、恵まれた環境だったからこその純情さと品が強い主人公属性を作ったなと思う。愛されキャラ。 肝心なミステリー部分ですが有能助手が使う心理的手法と名探偵の二人の掛け合いから生まれる推理パートが多重解決ミステリーのような趣きもあって面白かった!2025/11/28
ブランノワール
4
面白かったです2025/11/18
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- 和書
- ばななわに園




