出版社内容情報
失った記憶さえ戻れば、
壊れた愛も戻るはずだった。
シングルマザーのマジェンタは、妊娠中に起きた脳出血のせいで、
今も記憶喪失に悩まされながら仕事探しに奔走していた。
高級ホテルチェーンの面接で採用が内定し、安堵した彼女は、
入室してきたCEOのアンドレアスをひと目見て、記憶の一部を
突然取り戻した。間違いない。私の息子の父親は……彼よ!
そんな彼女の動揺を嘲笑うかのように、アンドレアスは非情にも
採用を取り消し、代わりに彼の個人秘書としてなら雇ってもいいと
告げた。どうして私を弄ぶようなことをするの?
それでも、路頭に迷うわけにはいかないマジェンタは受け入れた。
彼が記憶喪失を疑い、息子の存在をも否定していると知らずに。
個人秘書としてヒーローの屋敷に住み込むようになったヒロイン。日ごと二人の間の熱い緊張は高まり、ついに一夜を共にした直後、彼女のすべての記憶がよみがえり……。驚きの真実が次々と明かされていく、究極の記憶喪失ロマンスをお届けします。
【目次】
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