内容説明
ボランティアって誰のためにするものなんやろう?いまオススメの1冊。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
1961年徳島県生まれ。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て、現在は児童文学を中心とする創作活動と講演活動を続けている。『おこだでませんように』(小学館)は、第2回JBBY賞バリアフリー部門受賞。『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)は、第3回ようちえん絵本大賞受賞
福田岩緒[フクダイワオ]
1950年岡山生まれ。『がたたんたん』(ひさかたチャイルド)で絵本にっぽん賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アクビちゃん@新潮部😻
41
【図書館】小5に読み聞かせ使用。5年生の読み聞かせの絵本選びって難しいー! 10分程の絵本なので、長いかな?あまりにも道徳的かな?と悩みつつ、読むなら汗をかくこの季節に読みたい!と思い読んできました。長かったけれども、静かに聞いてくれたけれども、あまりにも反応がない… 最後に「見てみぬふりをせず、気づかなかった~ではなく、気づく子になって欲しくて読みました」と、コメントして1番反応していたのは先生でした(^_^;) 2018/07/10
たまきら
25
汗だくで暑っ苦しい少年たちの絵がかわいい表紙です。このシリーズ、母子ですごく好きなので楽しみにしていました。全力で筋肉で行動する男の子と、幼いころから思慮深い女の子。そんな違いがわかりやすくっておかしい。この本は男の子のお母さんたちはすごく楽しめるんじゃないかなあ。オタマさんはすっかり引き込まれていました。昨日も同級生男子4人とバレエのリハ直前まで走り回っていたオタマさん。女子力高いバレエ仲間からもいろいろ学んでほしいなあ。2018/09/23
かおりんご
25
読み聞かせ(102)保護者による読み聞かせ。全編関西弁なので、読み手が関西人じゃないと違和感があるかも。かなり道徳的な話。車イスを押してあげるのはいいことだけれど、それは誉められたいからする行為なのかと考えさせる部分もあるので、道徳の授業でも使えそう。2017/07/11
ごんたろう
21
少年は、ふとしたことから、おじさんの車イスをおしてあげることにした。困っている人を助けることは大切なことだ。周囲の反応が嬉しい。なんだか自分がカッコよくなったような、偉くなったような気分だ。しばらくすると本当にきつくなる。少しずつ迷いが出てくる。本書はリアルだ。大人からすれば子どもは保護支援される受身的存在だが、彼らは誰かの役に立ちたいと思う。そこには目立ちたい、カッコつけたいという素直な気持ちも含まれる。ボランティアとは、究極的な意味では自己満足であるし、またそうあるべきだと思う。迷う少年の姿は美しい。2015/06/22
そうさん
19
4歳9ヶ月。ボランティアとはなんの為にすることだろうか、考えるきっかけとなる本。人にえらいと言われたいからするのかと、途中でモヤモヤするマナブ君だが、友だちの存在も影響して、ええことするのは、純粋にええもんやということに気づく。まだこういう複雑な感情はうちの子どもはあまりないだろうから、また大きくなったら読んでみたい。2019/04/29
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