出版社内容情報
声は私の魂。その声を失った今、
最愛の義兄との絆も失われたら…。
ヘザーが目覚めたのは、真っ暗な病室のベッドの上。
歌手になる夢を叶えた矢先の交通事故だった。
そのショックで、彼女は声が出せなくなってしまった!
不安に陥ったヘザーは心の中で最愛の義兄の名を呼んだ――
ああ、コール、コール……あなたがそばにいてくれたら。
でも、私の夢に大反対のコールとは、いまだ仲違いしたまま。
大富豪の彼の傲慢さは半端ではないと巷でも恐れられている。
すると病室のドアが開き、コールが怒りの形相で入ってきた!
「怪我はひどいのか?」思いがけぬ優しさに、ヘザーは……。
【目次】