出版社内容情報
NATO脱退をちらつかせるなど急速に方針を変化させている米国。カナダや中国などとの報復関税合戦、グリーンランド買収、ガザ地区再建など、数多の案件が噴出しています。本書ではトランプの宗教観を中心に、自国ファースト主義という国家観、外交交渉の傾向や人間性について言及しながら、トランプがどのような世界地図を描いているかを解説します。
【目次】
内容説明
就任後、最初の100日で署名した大統領令は140本を超え、直近では相次ぐ高関税で世界中を混乱させるトランプ大統領。次々と予測不能な動きを見せるトランプの「アメリカファースト」は、一体どのような思考に立脚しているのか。本書ではトランプの宗教観をベースに、国家観、外交交渉の傾向について言及しながら、どのような世界地図を描いているのかを知の巨人・佐藤優が解説する。
目次
序章 トランプが大統領にカムバックできた理由(トランプの強さの秘密は「下品力」と「認知戦」;アメリカだけではないディープステートの存在 ほか)
第1章 宗教観から見るトランプの本質(神に選ばれたトランプ。大統領選勝利を決定づけた暗殺未遂事件;トランプ版聖書が持つ意味とは? ほか)
第2章 トランプの政治・経済思想(トランプには○か×しかない;民主主義の強みが弱みになり得る ほか)
第3章 トランプの世界戦略(トランプの地政学2.0)(イスラエル・ガザ紛争の今後の行方は?;トランプ=ゼレンスキー会談とウクライナ戦争の分岐点 ほか)
第4章 日本はトランプとどう対峙すればよいのか?(ロシア・ウクライナ戦争後の北方領土交渉;太平洋戦争期の日本と現在のウクライナのアナロジー ほか)
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴され、2009年6月に執行猶与付き有罪が確定。2013年6月、執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。著書『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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