出版社内容情報
北条時行は、北条氏の忘れ形見として足利氏の支配に抵抗した南北朝時代の人物です。鎌倉時代⇒南北朝時代⇒室町時代と変化する武士のあり方を俯瞰しつつ、時代の狭間で鮮やかに散った北条時行の人物像を浮き彫りにします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとまる
6
中先代の乱を結節点に、それまでの鎌倉幕府のシステムと南北朝の争いを概観する内容。さらに北条時行と中先代の乱の解説に足利将軍15代の列伝も掲載している。研究者の方とライターの方とが担当している項目があるが、後者は最新の研究をキャッチアップできず佐藤進一的な通説に留まっている印象を受けた。一番の目玉はやはり「北条時行と中先代の乱」の項目かも。2024/08/16
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