内容説明
みんな一人で、一匹だけれど、宇宙は、沢山の不思議と沢山の希望に満ちている―。『STAR EGG』につづいて森博嗣がおくる、大好評の絵本第二弾。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年生まれ。工学博士。某国立大学工学部建築学科助教授の傍ら、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し小説家としてデビュー。小説のほかにも、エッセイや趣味の本、絵本など多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
160
星の「玉」子さまパート2。おじいさんの乗り物で星をめぐる物語。宇宙には数え切れないほどの不思議がある。まるい星ばかりではなく、いろんな形がある。細長かったり、凸凹していたり。赤くつややかな双子だったり、悲しくないのに涙が止まらない星もある。それはどんな星なのかな。みんな行ったことはないけど、必ず触れたことのある星。大人になればなるほど固定されてしまう視点を温めて解してくれる、森博嗣さんの貴重な絵本。ありのままだからこその楽しみ方。地球も月も、たくさんの星から離れた、青くて豊潤な小さな一粒なのかもしれない。2024/02/11
emi
31
星のたまこさま、第2弾。1よりこっちのほうが私は好みかな。こちらも玉子さんと愛犬ジュペリの宇宙旅行するお話で構造的には同じですが、今度の星たちは食べ物の星。食べ物なんだけど、科学の基本的な考え方をさらりと書いているので、やっぱり森イズム健在。疑問、仮説、観察、証明、新たな不思議(疑問)との出会い…この繰り返しこそが面白さなんだと。一つってなんだ?どこからそうなるんだ?そんなことを考えてごらん、と学校の先生に言われているような気持ちに。森氏の絵の可愛さは2のほうがレベルアップしてると思いました。2015/01/16
小夜風
21
【図書館】「星の玉子さま」の続編。こちらは星が野菜やくだものの形です。普段何も考えずに食べている物たちが、どうしてこんな形なんだろう?とか凄く不思議なものに思えてきました(笑)。カラフルで楽しかった♪2015/03/13
tokkun1002
15
絵本。2006年。星の玉子さま2作目。美味しそうな星ばかり、まさに味のある絵。本作も素敵です。たまこさんお気に入り。1429円。2017/08/16
さお
13
本編ももちろんなんだけど、最後の解説を読むと『教育者』らしいなぁとか思います。そして玉子さんが可愛らしい。2018/08/10