宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ<br> 卒業のための犯罪プラン

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宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
卒業のための犯罪プラン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299052308
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

2024年第22回『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ受賞作!

「他人からの評価を可視化するアイデアをコンゲームのネタに使っているところがうまい。エンターテインメントとしてたいへんよくできている」大森 望(翻訳家・書評家)
「ユニークな設定、文章力、テンポもよくて一気読み。さまざまな人物が有機的に連なっていく過程も面白かった」瀧井朝世(ライター)
「軽妙ライトノベルタッチで展開するキャンパス・サスペンスで、キャラも立っているし呈示される設定もユニーク」香山二三郎(コラムニスト)

ビジネスセンスを備えた人材の育成を目指す木津庭商科大学では、学食等での支払いのみならず、家賃の支払いや単位の売買にも使用できる「ポイント」を獲得するため、学生たちがしのぎを削っていた。そうした大学において、サークルとは、共通の趣味のために存在するのではなく、事業を行うために存在していた。
家庭の都合により、突如残り半年で卒業しなければならなくなった2年生の降町歩は、不正にポイントを稼ぐ者たちを摘発する「監査ゼミ」に所属する。家庭教師サークルを装いガールズバーを運営していると噂が出ているサークルに調査に行くが、逆に取り込まれ……。

単位は買ってでも取得しろ。大学卒業をかけた、一世一代の大仕掛け!

内容説明

ビジネスセンスを備えた人材の育成を目指す木津庭商科大学では、学食等での支払いのみならず、家賃の支払いや単位の売買にも使用できる「ポイント」を獲得するため、学生たちがしのぎを削っていた。家庭の都合により、突如残り半年で卒業しなければならなくなった2年間の降町歩は、不正にポイントを稼ぐ者たちを摘発する「監査ゼミ」に所属するが、ある日、その調査対象者に取引を持ち掛けられ…。2024年第22回『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ受賞作。

著者等紹介

浅瀬明[アサセアキラ]
1987年、東京都生まれ。日本大学理工学部建築学科卒業。現在は書店員。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、本作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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ヒロ

96
大学生の話でしたが、ほとんど社会人に置き換えてもそのまま通用するような話だったと思います。出てくる大学生全員が優秀なせいもあるのか、学内での事業はどれも読んでて驚かされるし、感心させられるしで、こんな学校あったらヤバいなとしきりに思わされました。卒業の為の単位もポイントで買えるなんて…まあ確かに社会に出たらあらゆるものがお金で買えたりもするんで、実践的なことが沢山学べて現実世界にあってもいいかなと思いました。2024/03/14

さっちゃん

46
木津庭商科大学には学内でのみ流通する通貨・事業ポイントがある。ポイントは学食や家賃、単位の売買にも使え、学生は学内バイトやサークル活動でポイントを稼ぐ。2年の降町は家庭の事情で今年度中に卒業する必要があり、残り4ヶ月で300万ポイント以上を稼がねばならず…。/ミステリというより大学が舞台のコンゲーム小説。タイトルのような『犯罪プラン』というほどでもない。でもテンポも良くユーモアも真面目さもあって読みやすい。ラストのネタばらしで読後感も良い。先見の明も斬新な発想力もない私にはここの学生がちょっと羨ましい。2024/04/19

ハゲおやじ

40
大学が ひとつの国の様な設定でお金がポイントへ。面白いのは、学科単位もポイントで交換出来 早く貯められれば 1年で卒業も可能。降町歩は、両親の為に急遽 卒業を迫られ、高校時代の先輩に頼る事になるのだが… って この設定は ありそうで無かった様に思うね。昔の漫画「コータローまかり通る」みたいな設定(って わからんよね)。ポイントの為に様々なサークルを考えて 成功や消えて行く様は 現実そのものだね。でも、大学生が そこまで考えるかぁ~ と 私は驚いた。熊倉を想像するのも良いかな(オヤジだね、えへへ)。2024/08/12

よっち

32
ビジネスセンスを備えた人材育成を目指す木津庭商科大学。家庭の都合で突如残り半年で卒業しなければならなくなった2年生の降町歩が、卒業するために策を巡らせるコンゲーム小説。学食等や家賃の支払いや単位売買にも使用できるポイント獲得のため、学生たちがしのぎを削る大学において、所属する監査ゼミのサークル調査で逆に取り込まれてしまい、同級生の熊倉と組んで先輩たちや教授陣を相手に駆け引きを繰り広げる展開で、グレーゾーン狙いはそう上手くいかないと感じましたけど、痛み分けに終わっても懲りない二人のたくましさが印象的でした。2024/04/03

seba

26
木津庭商科大学では、学内で流通するポイントによって様々な物やサービスを購入可能。単位の売買すら認められており、ポイントを稼ぐためのサークルやゼミが多く成立している。学内の実力者らの言葉を通じて、行動経済学などにおける理論や言説の一部を知ることができ、勉強になった。別にこれらの全てが作者自身の信条や価値観というわけではないと思う。主人公の降町が現年度での卒業を目指すというメインの目的は明確であるが、節の区切り方がしっくりこない部分もあった。基本的に一本道のプロットだからこそ、却ってそう感じたのかもしれない。2024/04/14

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