出版社内容情報
音楽に捧げられた文学作品へのアプローチ
いつの時代も文学と音楽は互いに影響を与え合ってきた。本書は、いずれの領域においても数々の実験的試みがなされ、創造的な可能性が飛躍的に高まった20世紀に焦点を当てる。
印象主義、表現主義、未来主義、ダダイスムといったさまざまな運動は、作家と作曲家の出会いの場となり、相互に影響がみられた。本書の第一部では、こうしたジャンルを越えた関係を歴史を追って検討する。第二部では、まず音楽にまつわるテクストを、つぎに100年のあいだに書かれた音楽小説をとりあげる。さらには詩と音楽、演劇とオペラといったテーマやジャンルごとに相互の関係を論じる。
音楽に捧げられたテクストの数々へアプローチすることで、それぞれの領域が抱える複雑な関係を明らかにする。20世紀の音楽小説案内。
内容説明
いつの時代も文学と音楽は互いに影響を与え合ってきた。本書は、いずれの領域においてもさまざまな実験が試みられた二十世紀に焦点を当て、印象主義、表現主義、未来主義、ダダイスムなどの運動、また音楽についての著作、詩と音楽、演劇とオペラなどに言及しながら、それぞれの領域が抱える複雑な関係を明らかにする。
目次
第1部 二十世紀における文学と音楽の関係―歴史研究と比較詩学(二十世紀初頭(一九〇〇‐一九一八年)
大戦間期
一九四五年以後の文学と音楽
二十世紀最後の数十年間)
第2部 二十世紀における文学と音楽の関係―ジャンル別の研究(音楽についての著作;音響芸術の影響を受けた長編小説と中編小説;詩と音楽の諸関係;演劇とオペラの領域)
結論
著者等紹介
ロカテッリ,オード[ロカテッリ,オード] [Locatelli,Aude]
エクス=マルセイユ大学教授。文学と音楽に関する比較研究を専門とする
大森晋輔[オオモリシンスケ]
東京大学大学院総合文化研究科博士課程言語情報科学専攻単位取得退学、博士(学術)取得(東京大学)。東京藝術大学音楽学部教授。専門は20世紀フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 国際強制移動の政治社会学