宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ<br> 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう〈10〉抹茶の香る密室草庵

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宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう〈10〉抹茶の香る密室草庵

  • 山本 巧次【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299047915
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

茶室で密室殺人!
日本家屋で不可能状況

衆人環視下で発生した殺人事件の謎に、
タイムトラベラーの現代人おゆうこと関口優佳が挑む!
事件を解くカギは、穴開け用ドリルとファイバースコープ!?

(あらすじ)
茶問屋の清水屋が根津の寮で殺害された。居合わせた南町奉行所内与力・戸山の証言によれば、被害者の入室後、現場である茶室に近付いた者はいないという。「密室殺人事件に遭遇した!」と興奮する十手持ちの女親分・おゆうこと現代人の関口優佳は、友人である科学分析ラボの宇田川の協力を得て調査を進める。果たして、茶株仲間の主導権争いを背景に起きた日本家屋での密室殺人の真相とは?

内容説明

茶問屋の清水屋が根津の寮で殺害された。居合わせた南町奉行所の与力・戸山の証言によれば、被害者の入室後、現場である茶室に近付いた者はいないという。「密室殺人事件に遭遇した!」と興奮する十手持ちの女親分・おゆうこと現代人の関口優佳は、友人である科学分析ラボの宇田川の協力を得て調査を進める。果たして、茶株仲間の主導権争いを背景に起きた日本家屋での密室殺人の真相とは?

著者等紹介

山本巧次[ヤマモトコウジ]
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第13回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(宝島社)で2015年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

70
シリーズ10冊目。今回はお茶のお話。静岡出身で多少茶道をかじった身としては今回のお話は最初から興味深かった。茶室での密室殺人に、宇田川と現代科学のあれこれを導入して挑むおゆう。桜〇〇のあの方が登場したり、著者が楽しんで書いているのが伝わってくる。正直、事件捜査については初期の方がわくわく感があったが、今回は事件解決後のモノローグにインパクトがあった。さあ、どちらが先にそれに関して動くのかな。2024/01/16

真理そら

67
抹茶は香らなかったけれど別のお茶が香りましたね。宇田川と鵜飼が共に相手のポカを見つけて尻尾を掴もうとしているのが楽しい。今回は有名なあの方も放蕩息子時代のつてを生かして捜査に協力するので鵜飼はあちこちに焼きもちを焼くのに忙しいのだ。江戸に持ち込むものがだんだん大掛かりになっているし、おゆうの技術も上がっているし…。2023/11/11

65
宇田川と伝三郎がさらにバチバチの関係になった。事件の謎より気になるかも。2024/04/21

オーウェン

57
シリーズもいよいよ10作目。 タイトルにもあるように初めての密室がお目見えする。 それと同時に茶問屋仲間たちの争いが確執に。 ただこのシリーズはそれほど複雑な推理はないので、気軽に見れる楽しみが。 今作はドローンに加えて、地中レーダーまで持ち込む宇田川。 いつものようにラストは伝三郎の疑惑が出るが、宇田川の方にも疑惑を持たれる形。 告白してしまったらシリーズは終わってしまうので、このまま疑いなら続くのだろう。2024/01/09

ぼっちゃん

54
シリーズ第10弾。今回は茶室での密室殺人を追うが、今回はあまり宇田川の活躍はなかった気がするが、宇田川と伝三郎の探り合いが今後も楽しみ。2023/11/12

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