宝島社新書<br> 老いてはネコに従え

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

宝島社新書
老いてはネコに従え

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月27日 17時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299041432
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

人生は一切なりゆき、行きがかり――
ネコの虜、85歳と86歳が「自分勝手」の極意を語る

下重「私たちはどうして、これほどまでにネコに惹かれるんでしょうね。」
養老「人間と違って、ものをいわないからじゃないですか。ものをいったら憎たらしくなることもあるかもしれない(笑)。」

現在80代半ば。
敗戦によって、「世の中の正義」が一夜にしてひっくり返る理不尽・不条理を目の当たりにし、
社会が押しつけてくる「ものさし」を根底から疑うようになった、養老孟司さんと下重暁子さん。
「社会性などまるでないネコのほうが、よほど信頼できる」と養老さんは語ります。

本書は、「90歳の壁」を目の前にしたお二人が、それぞれのネコ愛を基軸に、
老いや病、日本社会が抱える歪(ひず)みなどについて縦横無尽に語る対談企画。

しなやかに生き、素直に死んでいくネコたちの後ろ姿から、
「生き物として、ラクなあり方」のヒントを素描する一冊です。

【目次】
まえがきにかえて 養老孟司
第一章 ネコと暮らせば
第二章 ヒトという病
第三章 90歳の壁
第四章 まるに始まり、まるに終わる
あとがきにかえて 下重暁子

内容説明

迷惑かけてナンボ。「雑音」は聞き流す。無駄な抵抗はしない。85歳と86歳が「自分勝手」の極意を語る。

目次

第1章 ネコと暮らせば(養老さん、危機一髪;「独立した人格」をもっていた、まる ほか)
第2章 ヒトという病(「ともあろうものが」という呪縛;小言や説教を聞き流す力 ほか)
第3章 90歳の壁(「まだ生きていたんですね!」;予定調和で死を迎えたくない ほか)
第4章 まるに始まり、まるに終わる(教育が子どもの「好き」を削ぐ;唯一の友達は蜘蛛だった ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任

下重暁子[シモジュウアキコ]
1959年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。アナウンサーとして活躍後、68年に退局しフリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。現在、日本旅行作家協会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

204
ネコ、虫、そして2038年後の日本。様々な話題から、君たちはどう生きるかを問うてくる対談集。世の中のすべては、どうせ変わるに決まっているんだから「意味を求める病」からの離脱が大切なこと。行きがかりと成り行きで、その瞬間、瞬間を生きていく、ネコのような自由な生き方に倣うこと。そして、ネコから自然を感じ取り、人間本来の生き方を取り戻すことも必要なのだと感じます。2024/01/22

TakaUP48

68
養老氏の長年連れ添った「まる」は、どすこい座りの猫で有名。媚びない独立した人格を持っている猫。一切なりゆき、行きがかりで生きる猫に魅力を!でも、猫の話は初めと終わりだけ。後は、戦中派で協調性なく集団行動苦手の2人の放談!大戦でも本質の変わらなかった日本は、2038年予想の東南海地震後の国民の対応で変わるか?少子化が悪いのか。「廃県置藩」で工夫を!SDGsを主導している国連は、エリートと権威におもねる集団。一番のSDGsは人間が減ること。ごもっとも!本当に、忖度抜きで多方面に渡り、自分たちの言いたい放題。2023/12/26

miww

51
養老先生の言われる猫の魅力。人間と違ってものを言わない。人間に合わせるということをいっさいやらない「独立した人格」に共感、ほんとこれにつきます。冒頭の猫談義からの社会問題や政治家の話。「SDGsだとか環境保護だとかいうんだったら、一番いいのは人間が減ること」。人口をどんどん増やしながら「自然を守ろう」、つまり人間が自然をコントロールしようなんていうのはすごくおこがましい考え方ですよね。歳を重ねられた養老先生と下重さんならではの対談は興味深く面白かった。 2023/11/04

Minamihama

17
2039年の東南海地震と南海トラフ地震が起きる以外日本がまともになる方法はない、まったく、おっしゃる通りだ。2023/11/17

青木 蓮友

15
まさかの「癒し」に驚愕です。読後すっかり安心している自分がいます。いやはや、こんな気持ちになるとは思いもよらず。そして「2038年」のこと。あと15年、わたしは67歳か。ひとつの目安を得て、いい意味で覚悟を意識できたような気もして。猫が大好きなおふたりというだけでもう信頼感爆発なので、ほんとうに素直に話が聞けました。おふたりが言うならそうなんだろうと、おのずと湧く謙虚が心地よくて。自然に夢中で無理をせず。養老先生の「気がついたらこの世に生まれていたわけでしょ」が印象的、気づいたら死んでいたに憧れます。 2023/07/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20957706
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。