宝島ＳＵＧＯＩ文庫 芸能界とヤクザ

鈴木 智彦/伊藤 博敏/常田 裕【ほか著】

宝島社（2022/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 304p／高さ 16cm
• 商品コード 9784299034304
• NDC分類 772.1
• Cコード C0136

出版社内容情報

神戸芸能社から「闇営業」問題まで芸能・テレビ裏面史! 芸能界と暴力団および半グレといわれる不良グループとの関係性を徹底レポート。“黒い交際”にはまった芸能人たちが求めたものはいったい何だったのか? カネと快楽に翻弄され、名誉とプライドを取り繕うことに腐心する人間たちの「欲望ドラマ」。
※本書は2019年8月刊行の『別冊宝島 ヤクザと芸能界』に加筆・修正を加え文庫化したものです。

内容説明

美空ひばりと山口組、銀幕スターと暴力団の密接交際、島田紳助の芸能界引退、芸人たちの闇営業…。本書は、芸能界と暴力団および半グレといわれる不良グループの関係性をさまざまな視点からレポートしたものである。しかし、“黒い交際”をする芸能人や業界人たちを糾弾する意図はそこにない。カネと快楽に翻弄され、名誉とプライドを取り繕うことに腐心する人間たちの「欲望ドラマ」としてご覧いただければ幸いである。

目次

第１章　暗闇（芸人処分を即断した禁断の理由　吉本興業が背負う山口組との歴史　「大〓洋」会長“ヤクザ追放”の暗闘録；芸能人を「呼ぶ側」のメリットとは？現役「暴力団」「半グレ」が告白！報道されない闇営業のリアル　ほか）
第２章　侵食（版権トラブルで「銃弾」騒動も　巨額マネーをめぐる攻防　音楽業界の中枢に巣食う「反社」の実態；アダルトビデオ業界“最大のタブー”　「関東連合」ＯＢによるＡＶ業界“恐怖支配”の全内幕！　ほか）
第３章　蜜月（月刊誌で稲川会総裁と“頂上対談”！「ビートたけし」が週刊誌に語っていた大物組長との本当の関係；詐欺容疑で逮捕された“芸能界のスポンサー”　西麻布の「闇紳士」と“迎賓館”に群がった芸能人たち　ほか）
第４章　共生（あらゆる格闘界に影響力…“武闘派組長”の伝説　極真空手「大山倍達」が一目置いた“殺しの柳川”格闘技人脈の実相；世界戦１２連勝「名チャンプ」渡辺二郎の転落　山口組幹部とともに逮捕　「元世界王者」リングでの“不完全燃焼”　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こも 旧柏バカ一代]

何とも複雑な、、スポーツ界とヤクザはなかなか切り離せない。プロ野球を引退した後にヤクザになった人も居たんだ。似たような状態は角界とボクシングか。。２つとも格闘技だから相性は野球より良さそうだ。吉本興業もヤクザと共に発展したのにそれを切離す。闇営業をしていたと言われた雨上がり決死隊の人達は、、何とも間が悪くて気の毒とも思ってしまうが、、分からないな、、島田紳助の引退騒動はなんとも、、

2022/09/08

[TAKA0726]

芸人は落ちこぼれ人間、社会のはみ出しもんでアウトロー、暴力団と一緒で根が一緒だから癒着がある。半グレは表と裏のグレーゾーンの社会で本人達は自覚がなく、ヤクザの草履持ちはフロント企業や準構成員。吉本興業やＸジャパンYはズブズブ、ミュージションはヤクザに憧憬が多く愛車ナンバー5910（極道）はモロ。人気はVシネマ俳優と格闘家、AV業界は恐怖支配。プロ野球も野球賭博で危険な距離感。巨人篠○、清○も有名。西麻布の迎賓館に群がる芸能人、山口組系後藤組長の愛人は元レースクイーンのS、歌手のM，グラビアから女優転身のK

2023/04/14

[Mark X Japan]

読むと思い出すことが色々とありました。本音と建て前について、考えさせられました。☆：３．５

2022/09/29

[bittersweet symphony]

古いネタはともかく、実名で出せないでイニシャル表記になっている人たちがまだたくさんいるのが不思議。ネットで労力使えば特定できる情報も当然多いし、後ろ暗い事もやるからには実名出されてもいい覚悟でやっているのではないのだろうか。そして最後は元力士の本人とヤクザだったおやじの武勇伝で終わっているという…。格闘技絡みではプロレスはクリーンだという扱いになっております。

2022/09/18

[Tak]

単行本は2019年に発刊の為情報としては古いけ昭和の極道映画スターの時代などは今とは比べ物にならないのだろうなと。その時の状況と現在の答えを比べながら見るのも面白いですね

2022/10/08