出版社内容情報
動物が持つ驚異の能力は「耳」がカギ!
効率的にエサをとるため、敵を出す音をよく拾えるようにするため――
厳しい自然界で生き残るために進化した動物の耳。
さまざまな能力があり、それはコミュニケーションのあり方につながります。
【川崎悟司さんより】
生き物の耳にはさまざまな形と機能があり、人間が感じることができない音を聴くことができる生き物もいます。
また頭部に耳があるともかぎらない生き物や、そもそも耳はなく、体のどこかで音を感じとっている生き物もいます。
だから生き物によってそれぞれ感じる音の世界は異なるでしょう。
「そんな生き物たちの耳を人間が持っていたら……」を、イラストで可視化してみました。
動物園・水族館の飼育員、獣医師など、
現場のプロに取材し、その秘密を解き明かします。
『カメの甲羅はあばら骨』(SBクリエイティブ)で
人気の古生物イラストレーター・川崎悟司さんが描く、
「人間がもし同じ耳の構造を持っていたら」というユニークな視点のイラストで
楽しく読める動物図鑑です。
内容説明
イルカは下アゴで音を聞いている!?生き残るために進化!耳に秘められた驚異の能力。
目次
1章 知らなかった!スゴい耳 陸・空編(耳の形で感情表現!ネコは耳がイカになる;耳の裏に野生ネコの証し!トラ耳の虎耳状斑;よく聞こえるのはどっち?イヌの垂れ耳・立ち耳 ほか)
2章 マジ!?水中でも耳が大活躍 海・川編(メロンから音を出す?イルカの耳の秘密;水から出たカワウソの目鼻耳は一直線;血のにおいを嗅ぎ付ける?サメの嗅覚・聴覚の話 ほか)
3章 身近な動物の「耳」よりトーク(耳っぽい赤帯が不思議なミシシッピアカミミガメ;耳に見えて実は「ヒレ」なイカの耳;おしゃべりで耳が冴えてるモルモット ほか)
著者等紹介
川崎悟司[カワサキサトシ]
1973年、大阪府生まれ。古生物、恐竜、動物をこよなく愛する古生物研究家。古生物イラストレーターとしても活躍中。2001年、自身が描いた生物のイラストを時代・地域別に掲載したウェブサイト「古世界の住人」を開設。古生物や現代生物、未来の生物を骨格や進化から考察することに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。