出版社内容情報
近い将来、人類は老いることから
解放されるかもしれない――
歳をとっても、30代の頃と変わらない容貌と肉体を維持できたら――そんな夢のような話が近い将来、実現するかもしれない。東京大学医科学研究所などの研究チームは2021年1月、マウス実験から「老い」の原因となる「老化細胞」を除去する薬として「GLS-1阻害薬」を見出した。この薬には老化した人間の肉体も若返させる可能性があるというのだ。研究チームの東大教授が、老化のメカニズムと「アンチエイジング治療薬」の可能性を解説する。
内容説明
100歳になっても、30代の頃と変わらない容貌と肉体を維持できたら―そんな夢のような話が近い将来、実現するかもしれない。東京大学医科学研究所などの研究チームは、マウス実験から「老い」の原因となる「老化細胞」を除去する薬として「GLS‐1阻害薬」を見出した。この薬には老化した人間の肉体も若返らせる可能性があるというのだ。研究チームの東大教授が、老化のメカニズムと「アンチエイジング治療薬」の可能性を解説する。
目次
序章 「老化」という言葉が死語になる日
第1章 「不老」実験はどのようにして行われているのか?
第2章 「老化治療薬」でどんな病気が治るのか?
第3章 人はなぜ「老化」するのか?
第4章 「がん」と老化細胞
第5章 さまざまな生き物に見る「老化」の不思議
終章 「不老」が実現すれば社会はこう変わる
著者等紹介
中西真[ナカニシマコト]
1985年、名古屋市立大学医学部医学科卒業。89年、同大学院医学研究科博士課程修了。同医学研究科基礎医科学講座細胞生物学分野教授などを経て、2016年4月より現職である東京大学医科学研究所癌防御シグナル分野教授に就任。21年1月15日、研究チームとして「老化細胞だけを死滅させる薬剤を老齢のマウスに投与し、加齢に伴う体の衰えや生活習慣病などを改善することに成功した」と米科学誌『サイエンス』に発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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