宝島社文庫 このミス大賞<br> こちら副業推進部、事件です

個数:
電子版価格
¥770
  • 電子版あり

宝島社文庫 このミス大賞
こちら副業推進部、事件です

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月01日 13時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299015754
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

副業推進で注目されるレッツ株式会社の社長が、移動中のヘリコプターの機内で殺害された。
同乗した副社長、専務、常務の三人は社長の指示でアイマスクとヘッドホンを装着し大音量で音楽を聴いていたという。
物的証拠も自供もないため、警察は三人を釈放せざるをえない。三人は、会社に戻っても沈黙を続ける。
そこで、副業推進部長の若槻早苗が頼ったのは、お客様相談室の西園寺係長だ。
彼は類いまれな共感力を活かし、「赦しのサクラメント」なる“懺悔ビジネス”を立ち上げ、二足の草鞋を履き業績を上げているからだ。
紆余曲折の末、三人は懺悔をすることになるが、西園寺は守秘義務を盾に何も語らない。
果たして犯人は?
そして物語はどんでん返しの結末を迎えることとなる。

第19回『このミステリーがすごい!』大賞の「隠し玉」作品。
大森望氏推薦「クレーム対応の達人が“赦し”ビジネスで驚異的な才能を発揮する展開など、企業コメディとしてはじゅうぶん魅力的」。

内容説明

ワンマン社長の鶴の一声で全社員に副業が義務づけられたレッツ株式会社で、副業推進部長の若槻早苗は社内の副業率をあげるべく日々奮闘していた。だがあるとき、件の社長が搭乗していたヘリコプター内で殺害されてしまう。乗り合わせた三人の役員たちがそれぞれ容疑を否認する中、若槻は「赦しのサクラメント」なる副業を始めた変人・お客様相談室の西園寺を頼って会社の危機に立ち向かう!

著者等紹介

阿部考二[アベコウジ]
1959年、愛知県生まれ。東京大学卒業。現在は一部上場のIT企業で取締役を務める傍ら、大学や政府系ファンドでベンチャーの育成を担う。第19回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として本作で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

42
このミス隠し玉。かなりビジネス話の比重が大きいので、ミステリだけを読みたい人にはウケないと思う。事務畑としては、副業はもちろん人事周りの話も大変興味深く、ミステリはおまけと思えば良いかという感じでしたが。おまけと言っても、もしも大企業で殺人事件が起こったらという所はリアルに描かれています。事件が起きようと、会社も仕事も止まらないし、ネットの企業評価や株価への影響も考慮して策を講じていかなければならないのです。事務の中心人物である主人公が、事件に翻弄されながらも、徐々に解決して行くのが良くできていました。2021/09/07

けんさん

26
『副業を考えている人には役立たないミステリー』 タイトルに惹かれて手に取った本。 ワンマン社長の気まぐれから始まった副業制度。 一風変わった『赦しのサクラメント』なる副業が、社長殺害事件の鍵を握る。副業の参考にはならないけど、ミステリーとしては面白かった!2022/05/23

Kanonlicht

24
IT企業の取締役を勤め、経営コンサルタントとしても活躍する著者の、まさに「副業」にあたる本作。企業の経営陣のパワーバランスや取締役会の内情など、その経歴を存分に生かした臨場感がある。タイトルにある副業推進部のほか、航行中のヘリ内での殺人事件や懺悔ビジネスなど、非凡なアイデアがたくさん出てくるものの、いろいろ盛り込み過ぎてやや読者置き去りの感があるのが惜しい。2021/10/28

よっしー

20
タイトルが気になったので手に取ったのですが…私には合わなかったかもです。文体なのか、話の展開なのかは分かりませんが…中々ページが進まずでした。2022/03/26

NAOAMI

20
ワンマン社長の号令で副業が義務化されたレッツという会社が舞台。推進部長の若槻が結構な遣り手。彼女が他者を見つめ分析する視点が実に興味深い。移動中のヘリコプター内で社長が絞殺される事件を追いつつ、ミステリよりも企業ドラマに近いノリで人物描写、背景の掘りが深まっていく。レッツが推進する副業の一つ「赦しのサクラメント」は懺悔を聞くだけなのに、犯人が悔い改め自首する曰く付き。その聞き出しテクとか手法に全くノータッチ、守秘義務を盾に説明も加わらない。若槻の実体験と想像だけで進むのが不満だ。犯人探しも肩透かしな結末。2021/06/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17978093
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品