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文春新書
竹島は日韓どちらのものか

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603770
  • NDC分類 217.3
  • Cコード C0295

内容説明

韓国は警備隊を派遣し灯台を建設するなど、一九五四年から竹島を実効支配し、領有権をめぐっての日本との協議を拒否し続けているが、歴史学者である著者が史料を渉猟、歴史的根源にまで遡って調べた結果は日本領。問題がここまでこじれたのも、事実よりも感情や理念が先走る韓国側の傾向、論争を避ける日本側の事なかれ主義に原因があると指摘する著者は、日韓の冷静な対話を呼びかけている。争点を整理した、竹島問題とは何かを知る絶好のガイド。

目次

第1章 ことの発端―十七世紀末の領土紛争(竹島問題はこうして始まった;日朝漁民、鬱陵島で衝突 ほか)
第2章 舞台は朝鮮に―誤解の始まり(日本側の要求と朝鮮の廟議;強硬派台頭す ほか)
第3章 その後の経過―二つの異なる歴史認識(安龍福、英雄となる;ある朝鮮史書の改竄 ほか)
第4章 現代の竹島―対話の拒否と事なかれ主義(「過去の清算」と「李承晩ライン」;難航した国交正常化交渉 ほか)
第5章 争点の整理―何がどうくいちがっているのか(「見える、見えない」が問題ではない;我田引水的文献解釈 ほか)

著者等紹介

下条正男[シモジョウマサオ]
1950年、長野県生まれ。国学院大学大学院博士課程修了。83年、韓国に渡り、三星綜合研修院主任講師、市立仁川大学校客員教授を経て、98年帰国。99年、拓植大学国際開発研究所教授、2000年、同大学国際開発学部アジア太平洋学科教授に就任、現在に至る。専攻は日本史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

31
タイトルの正解は、良識ある方なら言わなくてもわかることなので割愛するとして、この問題の発端になった安龍福の「ウソ八百」には、怒りを通り越し呆れてしまうし、今ではテロリストの「安」と共に、韓国で英雄扱いされているのだから笑ってしまう。先方がいわゆる「竹島」と主張している于山島の位置が、ウルルン島の西にあったり東にあったりしてるんだから、どれが本当の竹島なのかはどうでもよくて、単に日本から「とったど~」という事実が大事なんだな、きっと。とにかく、下條先生がここまで徹底的に調査して下さったことに、感謝感激!2014/05/05

mitei

14
竹島は日韓どちらのものか-その本は非常に客観的に書いているが、結局は国際的にはいくら歴史的に日本領と言っても実効支配されている限り事態は日本が国際的に支持を得ながら竹島を武力行使で取り返す以外に道はないように思う。日本側の最大の根拠はサンフランシスコ平和条約で竹島は放棄していないことが挙げられる。2010/11/02

あらあらら

7
韓国在住もしている著者で信頼できる。韓国は、不明瞭な根拠でも言い張る国と再認識。2014/11/26

hal777

3
われわれ日本人にとって不幸なことは、隣人たちが全く話が通じない相手だということだろう。2011/07/14

depo

2
積読本。最後の「八道総図」の箇所で笑った。鬱陵島の独島博物館のパンフレットでは于山島(韓国が主張する独島)は鬱陵島の西にあるのに、独島博物館の壁に埋め込まれたレリーフには于山島の位置が逆転して東にあるという。これだけ見ても彼らの主張に疑問符がつくことが分かる。彼らの主 張こそ妄言ではないだろうか。サンフランシスコ条約で竹島の日本帰属が決定したとき、竹島を韓国領にするために李承晩ラインを勝手に公海上に引き、日本漁船に銃撃をくわえた。これにより死亡した漁船員5人、抑留された漁船員1791人。2021/02/21

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