角川文庫<br> トロイメライ―唄う都は雨のち晴れ

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角川文庫
トロイメライ―唄う都は雨のち晴れ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041023006
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

時は幕末。琉球王朝の那覇を舞台に、 岡っ引きの武太が吼え、笑い、唄う。

水不足の村に現れた悪徳役人・伊舎堂。村人の窮状に追い打ちをかけ、強制労働の果てには、信仰や娯楽まで禁止してしまう。村を絶望が襲うなか、役人の番所に火が放たれる。その犯人は、なんと屋良座ノロだった(「間切倒」)。那覇の町で巻き起こる6つの事件に、新米岡っ引きの武太が立ち向かう。失敗を重ねながらも成長してゆく武太と、市井の人々を生き生きと描いた心躍る物語。幕末・琉球王朝を舞台に、武太が駆け抜ける!

内容説明

水不足の村に現れた悪徳役人・伊舎堂。村人の窮状に追い打ちをかけ、強制労働の果てには、信仰や娯楽まで禁止してしまう。村を絶望が襲うなか、役人の番所に火が放たれる。その犯人は、なんと屋良座ノロだった(「間切倒」)。那覇の町で巻き起こる6つの事件に、新米岡っ引きの武太が立ち向かう。失敗を重ねながらも成長してゆく武太と、市井の人々を生き生きと描きあげた心躍る物語。幕末・琉球王朝を舞台に、武太が駆け抜ける!

著者等紹介

池上永一[イケガミエイイチ]
1970年生まれ、沖縄県石垣市出身。94年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナスわが島のはなし』で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞する。98年には『風車祭』が直木賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

行加

12
前作より、登場人物や時代が把握出来てる分、より楽しめましたvvv水不足の話も、風水の話も、途中が辛くて可哀想でしたが、最後、溜飲が下る結末で、沖縄の越前裁きみたいでした!!o(^▽^)o まだまだ続いて欲しいです~♥ 黒マンサージの正体も不明ですし!!2016/07/26

たぁ。

11
テンペストの番外編第2弾。その当時の街中の様子がわかり、本当におもしろい!今回は、ちょこっとだけ寧温が登場したので、テンション爆上がりでしたわん。2024/04/25

ブルーノ

7
トロイメライシリーズ2作目。今作では、武太の筑佐事として少し成長した姿が見られて良かった。どの話も人情味あふれるストーリーで『間切倒』や『雨後の子守唄』では、思わず目頭が熱くなった。でも、笑いの要素もふんだんに盛り込まれているので、最後まで面白く読んだ。沖縄の文化や歴史も興味深かった。また、寧温や朝薫などの『テンペスト』に出ていたキャラクターが出てきたのも嬉しかった。続編が出ると良いなと思った。2016/01/26

ニック肉食

6
テンペスト番外編その2。お話的には岡っ引きである武太をメインに据えた短編集なんだけど、今回はどちらかというと武太の周辺の人達の話かな。料理人の話であったり風水師の話であったり織物職人の話であったりと、色々あって面白かったです。ほっこりする話もあればしんみりする話もあり、個人的には好きな作品です。そして寧温をチラッと出してくる辺りが憎い。ちょっとテンション上がったわ。2016/03/01

あらたま

5
文庫版出てるの気付いてなかった!即買い。おなり宿の三姉妹の料理は毎回おいしそう。カステラかまぼこって今もあるんだ。今回はその三人と琉球の匠三人がそれぞれ組んでのお菓子コンテスト。他はユタ、風水師、芭蕉布織りなど今回も琉球王朝の一般人の物語。峰不二子な魔加那と黒マンサージはこうなるwそして黒マンサージの正体が分かるのはいつ…。2016/01/24

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