出版社内容情報
公営競技・ボートレース史上最大の八百長スキャンダルはなぜ起きたのか。名古屋地検特捜部に逮捕された選手本人が、赤裸々にその不正の全貌を明かす懺悔の書。暴力団組長の子として育てられた数奇な生い立ちと、天才的な選手としての資質、そして驚くべき巧妙な不正の手口、消えた5億円の行方、そして不祥事をもみ消そうとしたボート界の隠蔽体質。業界騒然の話題作。
内容説明
公営競技史上最大の「八百長スキャンダル」とその全貌。山口組「弘道会」人脈に喰われた5億円!天才レーサーが語った不正3年半のすべて。
目次
1章 逮捕
2章 弘道会紙谷一家
3章 八百長
4章 黒い水面
5章 転覆
6章 法廷
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅうり
7
暴力団はあんまり関係ない。ギャンブラーだったんだね。
よし
5
ギャンブル好きの友人から借りた。衝撃。本当にこんなことができるんだ。これを書く勇気は凄いと思う。しかし競馬や競輪と違ってボートレースは八百長がやりやすいんですな。2020/12/18
あまたあるほし
4
ギャンブル好きにはたまらない一冊。やっぱり、八百長はあるんだねぇ。2020/12/02
てまり
3
字がでかい。八百長のやりかたがわかりやすく、勉強になった。著者の言うとおりなら、特に「ブッ飛び」においては競艇のシステム自体の問題なような気がするが、ある程度は勝率を確保しなきゃ始まらないという事実によって抑制されているのかな。八百長はある程度グラデーションがあるものだというのはその通りと思う。タイトルの「暴力団」は過大広告というか、たしかに共犯者は暴力団員だけどあくまで個人の立場でしか関わってないし、本文にも組織としてのヤクザはノミ屋でもあるから八百長には関わらないとあるし。本当かは知らん。2021/12/28
タカ
3
公営ギャンブルのトップレーサーは、八百長で得る額より賞金額の方が多く、もしバレたとき引退に追い込まれ将来手にするはずの賞金を棒に振るようなリスクを考えると八百長なんかするはずがないと思っていた。しかし、筆者は賞金や優勝を捨ててまで八百長を選んだ。八百長の方が儲かった。公営ギャンブルにおける八百長は、勝つと思われる選手が負けることだと思っていたが、この本に書かれている八百長は奥が深い。2020/12/17
-
- 和書
- メルロ=ポンティ読本