出版社内容情報
未曽有の感染症危機「コロナ・ショック」により、倒産の連鎖が懸念されている。本書は、過去、倒産した企業の「敗因」を分析し、経営リスクを類型化した失敗の教科書です。数々の倒産企業の教訓から見える、「危なさ」の兆候と本質。資金難の種類、無謀な経営拡大、時代の変化に置き去り、スキャンダルほか、ビジネスパーソン、経営者必読の「倒産バイブル」。
内容説明
戦後の代表的倒産20社を収録!販売不振、粉飾決算、放漫経営。役立つ「教訓」がいっぱい!
目次
1章 巨艦沈没(山一證券―歴史的な「自主廃業」を招いた組織的な「飛ばし」;千代田生命保険―「ワンマン社長」の暴走と戦後最大級の倒産劇;協栄生命保険―「信用不安」の拡大と「経営実態隠し」の末路;そごう―カリスマ経営者の瞑想と債権放棄をめぐる「政治判断」;マイカル―消費者ニーズの動向を見誤った「拡大戦略」;タカタ―製品の欠陥情報に目を閉ざした経営陣の「致命的ミス」)
2章 「事件」の真相(武富士―「サラ金の帝王」を追い詰めた「判決」;日本振興銀行―「理念先行」で破綻し戦後初のペイオフ発動;水谷建設―親族間の「内紛」と「陸山会事件」への関与;ノヴァ―前払い式システムのリスクと経営者の無反省が招いた悲劇;ハウステンボス―「リピーター」獲得に失敗した巨大テーマパーク;ヒューザー―社会問題化した「耐震偽装」;レナウン―百貨店不況に親会社の不振が重なった「コロナ倒産」)
3章 昭和の破綻劇(ヴァンヂャケット―「作れば売れる」高度成長期の幻想とその終焉;永大産業―昭和の構造不況と「銀行員社長安全説」の崩壊;リッカー―「実質2度目」の倒産は成熟産業の典型パターン;三光汽船―「超投機的企業」が演じた昭和最大の倒産劇)
感想・レビュー
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キク
かんちゃん
ももいろ☆モンゴリラン
ばーちー
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