宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ<br> 犬の張り子をもつ怪物

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宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
犬の張り子をもつ怪物

  • 藍沢 今日【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299007186
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第18回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品。前代未聞のホラーサスペンス! 大阪市内の小学校で35名が虐殺される襲撃事件が起こった。犯人はアリアと名乗る女。彼女が鈴を鳴らすと、人々の体がひとりでに浮かび上がり、生きたままばらばらに引き裂かれる。その場にいた誰もがパニックになる中、警察官・夏木には見えていた。アリアの口から生み出された巨大な犬の張り子が、人々を?み殺し、蹂躙するさまが――。一部の人間にしか視認することのできない犬の張り子の思念物体を用い、人を殺したと自白したアリア。しかし、科学的に証明できない殺害方法をとった彼女を、裁くことはできない。「無罪になり出所したら殺戮を繰り返す」と公言するアリアを止めるため、夏木は彼女の犯行を証明しようと奔走するが……。

内容説明

巨大な犬張り子が何匹も現れて、人間の腸に噛み付き、振り回し、叩き付けて、殺す―。事件現場となった小学校で刑事・夏木が見たのは、そんな地獄絵図だった。警察はその犬張り子を操る女・アリアの逮捕に成功するが、それらは夏木以外の捜査員には見えていない、思念物体だと判明する。科学的に証明できない殺人を法廷で裁くことはできるのか!?前代未聞のホラー×法廷サスペンス!

著者等紹介

藍沢今日[アイザワキョウ]
1985年、大阪府生まれ。大阪学院大学卒業。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『犬の張り子をもつ怪物』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

154
衝撃的な冒頭から幕を開ける物語。巨大な犬の張り子による大量虐殺事件、その犯人は幼さを残す女性“雪根亜莉亜”だった。彼女は口から目に見えない犬張り子(思念物体)を出し犯行に及んだ。唯一その存在を認識できた刑事“夏木誠一”により逮捕に至るがこの殺人を法廷でどうやって立証する事が出来るか。特殊設定×法廷サスペンスで描かれた作風はとても面白かった。単に法廷を舞台にした構成だけに留まらず、亜莉亜の犯行に至った動機、そして真の目的とは何か。最後はハッピーエンドにしてほしかったなぁ。2021/04/30

えにくす

101
いきなり小学校での大量殺人から始まる、衝撃の展開。犯人は見えない思念物体・犬の張り子を操る、美しき少女アリア。彼女を逮捕したのが、唯一張り子が見える夏木刑事。物語は悪=アリア、善=夏木を対極に進む。賢明の捜査により、動機は復讐と判明。起訴されて物語は裁判へ。だが見えない超能力による犯罪を、どうやって証明する?出来ないと彼女は無罪だ。裁判で検察対弁護人の、攻防戦が開始する。しかしアリアには、隠された目的があった。果たして判決の行方は?そして犬張り子の恐るべき正体とは?想像を絶する善と悪の戦いが、今始まった!2020/07/14

ちーたん

90
★★★☆☆第18回このミス大賞・隠し玉作品。前代未聞の法廷ミステリ!簡単に言うと特殊能力を用いた犯罪を裁けるか?口から犬の張り子を吐き出し、大量虐殺をやってのけた女・アリア。ただし、一般人にはそれは見えず一部の者のみ見える犯行。自分がやったと死刑を望む犯人の復讐vs証明できない犯行をどう裁くかが見所!◆初読み作家さん。テンポはサクサクして非常に読みやすかった!非リアル✕リアルのマッチングをどう感じるかで評価割れそう。私は著者の意欲は買うも、どちらかにもっと突き抜けて欲しかったかも。次の作品に期待したい!2020/10/12

Bugsy Malone

81
お気に入りさんに教えてもらった本です。カバーに描かれた大きな金色の眼をした犬の紙張り子、可愛いはずの紙張り子がよく見れば牙を剥き血をしたたらせてるようでもある。冒頭での犯人亜梨亜の異様な逮捕劇、捜査と裁判を通し徐々に明らかになって行く犯行の壮絶さとアリアの復讐心。容赦のない大量殺人犯とはいえ、亜梨亜に対しては哀しみと共に抑えられない程の魅力を感じてしまう。誕生日の件など、司法側の間抜けな部分はあからさまでは有るけれど、毛色の変わったとってもとても面白い小説でした。2021/03/10

スカラベ

61
犬の張り子を操り虐殺を繰り返すアリア。それはある条件を持つ者にしか視認できない思念物体。ホラーという面でとらえれば、奇抜な設定で面白く読むことができた。法廷ミステリーという面もあるけれど、こちらは違和感あり。目的が警察、司法への復讐ということで法廷をメインの舞台としているが、こんな超常現象ともいえる事態が本当に現実化し勃発したら裁判なんてやってる場合なんだろうか。検察と弁護士のやりとりも持って行き方が強引で無理があると感じた。国家警察との対決をもっと前面に出してサスペンス要素を強く出してほしかったかな。2020/10/21

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