出版社内容情報
お米、おいしく食べてますか?
みなさんは、お米を買うとき、どんな基準で選んでいますか。値段? 品種? 生産地? 最近はお米の価格も上がり、なかなか選んでいる余裕もないという方もいるかもしれませんが、逆に多少高くても、いままで買ったことがないお米を購入し、楽しんでいる方も増えているとか。
日本のお米は登録されている品種だけで約1000種ほどあり、主食(ごはん)用としては300種程度が流通しています。「コシヒカリ」「ひとめぼれ」など生産量の多い品種をはじめ、「あきたこまち」「つや姫」など比較的目にすることが多い品種、一般的なスーパーなどではあまり目にしない品種まで、実に多彩。同じ品種でも、生産地や生産者によって、それぞれに特徴があり、味や食感も多種多様。お米の世界は深く豊かに広がっています。
本書では、そんな豊かなお米の世界、お米の沼にどっぷりハマった著者が、お米がもつポテンシャル、魅力を語りつくします。お米についての基礎知識をはじめ、誰でもできる「おいしいごはんの炊き方」、「ごはんをもっとおいしくする道具」の紹介など実践的なノウハウも満載。365日、朝昼晩とお米を食べている著者おすすめの、お米のおいしさを堪能できるメニューの紹介、さらには、お米が私たちの食卓にならぶまでの過程を知ることで、生産者の思いもかみしながら、幸福なごはん時間を楽しむための一冊です!
【目次】
はじめに 私がお米沼にハマった理由
Chapter 1 今、お米は世界で注目されている
「令和の米騒動」はなぜ起こったのか?
日本のお米は登録されているだけで1000品種
私たちが食べているのはどれも選び抜かれたお米
世界で日本米が人気・おむすびブーム
お米は自給・国防の要、日本固有の財産
コラム お米やおむすびはヘルシーで太らない
Chapter 2 おいしいごはんの炊き方8つのポイント
1 保存 お米の賞味期限は2週間。密封容器で冷蔵保存
2 計量 お米も水も温度もキチンとはかる
3 洗う 冷水で手早く洗う
4 吸水 吸水は低温で6時間以上が望ましい
5 炊飯 鍋炊飯 土鍋やアルミ鍋を使ったガス炊飯の要は火加減
炊飯器 炊飯器は早炊きモードで
6 蒸らす すぐにふたを開けずに10分蒸らす
7 飯きり お米の味わいを左右する「飯きり」
8 盛る しゃもじをスライドさせてふわりとよそう
番外編 あまったごはん 冷蔵+電子レンジで温めるか、塩むすびか
コラム ごはんの粘りや硬さを決めるでんぷんとは?
Chapter 3 ごはんをもっとおいしくする道具
炊飯鍋 お米の味わいは炊飯鍋によってガラリと変わる
金しゃり釜/大黒ごはん鍋/六鍋
フタがガラスのご飯釜/ゼブランライスオーブン/炊飯器
保存容器 冷蔵庫に入れやすい「保存容器」
しゃもじ ごはんがくっつかない「極しゃもじ」
茶碗・飯椀 ごはんが主役になる茶碗・飯椀
箸・箸置き 試食用と普段用と2膳がデフォルト
弁当箱 竹製の二段重箱/アルミの弁当箱/ちぎり弁当箱
コラム 食育とノーおかずデー
Chapter 4 お米の基礎知識
表示 必要なことは米袋に書いてある
産地 世界編 日本のお米の生産量は世界でなんと12位!
産地 日本編 47都道府県すべてでお米は作られる
種類 現在、栽培されているお米の銘柄数は500を超える!
うるち米・もち米・酒米/玄米・分搗き米・胚芽米/白米・無洗米
系統図 コシヒカリ系統を中心とした主な「お米系統図」
コラム 稲のブリーダーという仕事
Chapter 5 食べ比べたいお米8選
あらゆるおいしいお米のルーツ「亀の尾」
国産長粒の香り米「プリンセスサリー」
ぷりっとした粒立ちが魅力の「にこまる」
ナッツのような食感の玄米食専用「カミアカリ」
おねばが厚く輝く「ゆうだい21」
しゃっきり感が持ち味「雪若丸
内容説明
主役はお米。暮らしの真ん中にある「ごはん」をもっとおいしく、もっと楽しんで!年間400種のお米を試食、日々ごはんと向き合ってきた著者の愛と実用の1冊!
目次
1 今、お米は世界で注目されている
2 おいしいごはんの炊き方8つのポイント
3 ごはんをもっとおいしくする道具
4 お米の基礎知識
5 食べ比べたいお米8選
6 お米が主役のメニュー
7 おいしいお米ができるまで
8 もっとお米を楽しむために
著者等紹介
柏木智帆[カシワギチホ]
1982年、神奈川県生まれ。大学卒業後、神奈川新聞社に入社、編集局報道部に配属。新聞記者として様々な取材活動を行うなかで、稲作を取り巻く現状や日本文化の根っこである「お米」について興味を持ち始める。農業の経験がない立場で記事を書くことに疑問を抱くようになり、農業の現場に立つ人間になりたいと就農を決意、8年間勤めた新聞社を退職。無農薬・無肥料での稲作に取り組むと同時に、キッチンカーでおむすびの販売やケータリング事業も運営。2014年秋より都内に拠点を移し、お米ライターとして活動を開始。様々なメディアでお米の魅力を伝えている。また、米食を通した食育にも目を向けている。米・食味鑑定士としてお米の各種コンテストの審査員も務める。2021年から「おむすび権米衛」のアドバイザーに就任。2025年度から「日本水稲品質・食味研究会」評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。