出版社内容情報
変更と修正が続く設計では素早く成果品が作れるツールが必要です。
BIMは“重い”、“時間が掛かる”というイメージがあり、特に設計では敬遠されてきました。
「BIMを導入したら余計に大変!」
「BIMは難しそうで使いたくない!」
実はこういったモヤモヤの原因が、「今はいらないことをしてBIMを難しくしていた」ことにあることを本書は解き明かします。
アジャイル(身軽)に自由度高くプランをまとめるメソッドを説明し、次に文字で仕様入力し見積可能なアウトプットをRevitから取り出すメソッドを説明します。
これらの説明は、なじみにくいRevit仕組みの解説を含め、基礎から順に丁寧に書かれています。さらにExcelの仕様データを、一気にモデルに反映するDynamoプログラムも紹介します。
この本で使うサンプルRevitモデルと、Dynamoプログラムはダウンロードできます。
内容説明
Revit×Excel×Dynamo連携。ミニマルなモデルで良かった!BIMは設計プロセスに合わせて使え。カテゴリ/ファミリ/タイプ/インスタンス/ビュー/フィルタ/カラースキーム/共有パラメータ/タグ/集計表/スペック自動入力。
目次
1 この本が伝えること
2 Revitの基本的なしくみ
3 フェーズに合わせたRevitの使い方
4 Revitの基本的な使い方
5 スキマティックモデルの作成
6 スペックモデルの作成
7 Dynamoプレーヤによるスペックモデル自動化
8 ディティールモデルへの進化
9 BIMが開く新しい建築設計のありかた
10 Revitの実戦的なテクニック
著者等紹介
伊藤誠之[イトウノブユキ]
1960年生まれ。株式会社インテグレーション・コア代表取締役。プロジェクトへのBIM導入サポート、初期検討案自動設計の開発提供を行う。1985年に三菱地所株式会社入社。2018年三菱地所設計をはなれるまで、再開発構想の検討、オフィス・商業施設・文化施設・工場の設計にたずさわる。2014年三菱地所設計デジタルデザイン室長としてBIM導入を先導。アーキフューチャー2019他でデータドライブ設計を発表
山本歓[ヤマモトカン]
1978年生まれ。2001年~アトリエ系建築設計事務所勤務。2008年~建築設計事務所を設立し共同主宰。2013年~組織設計事務所勤務。2024年~総合建設会社設計部に所属。個人住宅から公共施設あるいは教育施設や超高層ビルなど、さまざまな規模・用途の施設の意匠設計・監理を、特色の異なる4つの業態を通して取り組んできた経験を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。